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2008.03.30
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テーマ:日本の歴史(1064)

3月29日(土)甘樫丘東麓遺跡の「現地見学会」がありました。

ここ甘樫丘東麓遺跡 に初めて訪れたのは、昨年のGW。

しかしその時は、遺跡は跡形もなく埋め戻されていて、

実を言うと、そこが本当に甘樫丘東麓遺跡かどうかもわかりませんでした。

あんまり悔しかったのでマル秘な行動に走った私。  右矢印 2007/4/29の日記

 

今回はバッチリ。

新たな発見のNEWSと、「現地見学会」の新聞記事を見逃しませんでした。

今回の明日香訪問は、この「現地見学会」参加が目的だったのです。
(甘樫丘で飲むビール目当てではなく・・・)

 

 

IMG_4374.jpg

 

前回私が「ここが甘樫丘東麓遺跡だ」とにらんだ場所に間違いありませんでした。

 

 

「ちくしょー。この下に甘樫丘東麓遺跡があるはずなのに」

 

涙を飲んで歩いた更地は、やはり甘樫丘東麓遺跡だったのです。

「現地見学会」の予定は13時からの予定でしたが、

12時15分頃にはもう始まっていました。

ちなみに「現地説明会」ではなく、「現地見学会」です。

人が集まった場所で、複数のスタッフが随時簡単な説明を行うという形式でした。

 

 

IMG_4370.jpg

 

 

今回の調査の主な目的は、甘樫丘東麓遺跡の時代の特定だったそうです。

何度か整地されて、造営と破壊が繰り返されていることが判明しました。

最も古いものは7世紀中頃には廃絶したことが確認されたそうです。

7世紀中頃と言えば、そう!!

 

645年の「乙巳の変(大化改新)」

 

日本書紀・皇極天皇記3年11月の条にこう記されています。

 

「蘇我大臣蝦夷(そがのおおおみえみし)と子の入鹿は、家を甘橿岡に並べて建てた。

大臣の家を上の宮門(みかど)と呼び、入鹿の家を谷(はざま)の宮門といった」

 

すなわち甘樫丘東麓遺跡は、この「谷の宮門」

蘇我入鹿の邸宅に関連があると考えられるのです。

今回見つかった建物跡のうち、7世紀中頃に廃絶が確認されたものは3つ。

全て「総柱建物」という、倉庫によく見られる特長を備えています。

新聞記事などには「兵器庫」との記述もありましたが、

蘇我氏滅亡前の、日本書紀に書かれた記述からの憶測でしょう。

人の居宅ではなく倉庫らしい、と言うだけで兵器庫と特定されたわけではないようです。

 

 

IMG_4375.jpg

 

前回の調査は、この画像の一番手前の溝あたりまで。

そこから奥の山側が今回の発掘調査場所です。

画像に写っているお姉さんに質問して確認しました。

前回の調査後、やはり丁寧に埋め戻したとのこと。

 

しかしまだ、肝心の邸宅らしきものが発見されていません。

上の画像の先は山(甘樫丘)の斜面であり、何も見つからないだろうとのこと。

怪しいのは谷側に広がる一帯だそうです。

 

 

IMG_4372.jpg

 

ここは農家のミカン畑。

前回も調査したかったそうですが、

「ミカンの木を1本も傷つけてはダメ」

との条件を出されて、断念したそうです。

 

 

IMG_4365.jpg

 

現場からは、7世紀の土器が多数出土しています。

この甘樫丘東麓遺跡の調査は、引き続き行われるそうです。

蘇我入鹿の邸宅や、続いて蘇我蝦夷の邸宅が見つかる日も

そう遠くないかも知れませんね。

この遺跡のちょうど上に、甘樫丘・川原展望台に登る道があります。

時々チェックすれば、発掘の様子が上から見学出来るかも知れません。

早く見つかって欲しいものです。

 

 

そしてもうひとつ。

古代史ファンにとっては驚きの感動がありました。

場所はここ。

 

 

IMG_4390.jpg

 

道路建設によって、以前に一部破壊されている雷丘(いかづちのおか)。

木が生い茂り、荒れ果てた感じの小山だったと記憶していますが

なんときれいに整備されているではありませんか。

3階建ての家ほどの高さしかありませんが、

ここから眺める明日香の里は、格別な思いがあります。

 

 

 

 

 

IMG_4392.jpg

 

重要な遺跡があると言うわけではありませんが、

何かと古代の文献にその名が登場するこの丘。

古代史ファンにとって、おなじみの場所ではないでしょうか。

 

 

IMG_4393.jpg

 

明日香村に来ても、今さら亀岩や石舞台を見る必要もないので

こんなマニアックな散策が出来ます。

 

次回はもっとマニアック。

pleのマル秘 イケナイ拾得物について・・・(?) の巻。

でもヤバイかなぁ~

書かない方がいいかなぁ・・・

 

                                        つづく






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Last updated  2008.04.01 21:24:27
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