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テーマ:猫のいる生活(139267)
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しかし不思議と思いません? カリビアンですから、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域を指すのに「インド」? これはお分かりですね、コロンブスが上陸したバハマ諸島の住民の肌の色を見て、インドに到達したと誤解したことから、この地域一帯を「西インド諸島」と呼びます。 確かに東インド会社はアジア貿易を目的に設立されたのですが、この時代、「インド」とはヨーロッパ、地中海沿岸以外の全ての地域を指したのです。 しかし「西インド会社」ってのもありました。 新世界(中南米)との交易を主にするのが西インド会社。 だからパイレーツ・オブ・カリビアンに登場するのは東インド会社ではなく、西インド会社が正しい。 画像は現存するオランダの西インド会社の建て物です。 それにしても東インド会社ってのはどこの国の会社なんでしょう? 海を制覇したイギリス? 実はイギリスにもオランダにもスウェーデンにもデンマークにもフランスにも東インド会社はあったのです。 当時、海に積極的に出ていった欧州の国はこぞって東インド会社を設立してました。 オランダ東インド会社は世界初の株式会社だったのです。 画像は現存するオランダの東インド会社の船です。 そもそも東インド会社って何する会社? 会社名からすると貿易商社のように受け取れるけど、戦争したり他国を領土化したり... 確かに東インド会社は商業活動をやっていましたが、それと同時に条約の締結権、軍隊の交戦権、植民地経営権など諸種の特権を与えられた「勅許会社」だったのです。 「勅許会社」と云うのは欧州諸国で国王、女王の勅許または国家行政の特別許可状をもらい設立された貿易を主とする会社なんですな。 特に植民地獲得、経済支配の目的で作られたのですが、そうした活動はリスクが大きかったので、会社設立の見返りとして貿易に関する独占権を与えられたものを云います。 つまり国でやることを会社と云う組織が肩代わりしてやった。 そのために膨大な特権を獲得していたワケで、いわば代理乗っ取りです。 画像はイギリスの東インド会社の兵隊です。 だいたい東インド会社が設立されたのは16世紀~18世紀に欧州の絶対君主制をひいてる国がとった「重商主義」が引き金でした。 重商主義と云うのは貿易などを通じて貴金属や貨幣を蓄積することにより、国富を増すことを目指す経済思想のことです。 要するにお金が全てってことですな。 今の中国を連想させますね。 これを推進しようとすると植民地からの搾取がついてまわり、そうすると他国との植民地争いに繋がる。 それを東インド会社や西インド会社が肩代わりしたのですな。 この東インド会社が市民社会形成に重要な足跡をのこして、19世紀の産業革命に繋がったのです。 画像は当時のイギリスの東インド会社のメンバーです。 我々に縁が深いのはイギリスの東インド会社でしょう。 この会社は最初はインドネシアとの香辛料貿易をめざしてジャワ島やインドに拠点を置きました。 そのうちフランスの東インド会社と抗争したのですが、イギリスの軍隊がフランス東インド会社軍を撃破し、インドの覇権を確立したのです。 それからはマレー半島のパタニ王国やタイのアユタヤ、台湾の安平そして日本の平戸にも商館を設けました。 平戸に設置され、後に長崎の出島に移設されたオランダ商館はオランダ東インド会社によって設けられた貿易の拠点。 イギリス商館はイギリスの東インド会社によって平戸に設立され、平戸を拠点に商船を東南アジア各地に派遣して貿易業務を行ったのです。 イギリスの東インド会社はナポレオン戦争後、再び東南アジアに進出して海峡植民地を設立。ビルマとも戦いました。 そしてアヘン戦争です。 中国の広東貿易にも参入してアヘン戦争を引き起こし、香港を獲得したのです。 しかし、インド大反乱(シパーヒーの乱)の責任を負わされて、インドの行政権をヴィクトリア女王に譲渡。 1874年にイギリスの東インド会社は解散しました。 ムム9925☆さん、「お揚げ」の名前の由来は「油でカリカリに揚げること」から来てますよ~ 狐のお供えものが「油揚げ」なのは、稲荷神社の神がインドの茶枳尼天から来ていることによります。 茶枳尼天は、日本では狐の眷属とされているのです。 茶枳尼天を奉ずるインドの修行者が栄養食として食べてたのがネズミのフライ。 これをお供え物にしていたため、殺生を禁じる仏教にとり入れられた際に大豆でできた油揚げで代用したのが由来とされているのです。 福徳稲荷社の稲穂祭。 毎年11月3日に執り行われます。 その画像がこちら... 中之島公園の猫たち-「SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」 整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。 心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。 すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。 なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。 「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。 そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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