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テーマ:猫のいる生活(136026)
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大スター、ポール・ニューマンが主演して、ワーナー・ブラザースが制作したパニック映画があります。
1980年に制作されたこの映画は、大手映画会社が制作して、大スターを起用したにも関わらず、「史上最低」のレッテルが貼られてるいわくつきの映画なんです。 いかにも、それらしいタイトルですね。 共演陣には「続・猿の惑星」のジェームズ・フランシスカスとか、名優ウィリアム・ホールデンやアーネスト・ボーグナインを始め、アンジェリーナ・ジョリーの代理母として有名な美貌のジャクリーン・ビセットなどそうそうたるメンバーを取り揃えています。 パニック映画として有名な「ポセイドン・アドベンチャー」は1972年公開、「タワーリング・インフェルノ」が1974年公開で、制作は両作品を作ったアーウィン・アレンが行っています。 しかも脚色は「戦場にかける橋」でアカデミー脚色賞を受賞したカール・フォアマンと、「夜の大捜査線」で同じくアカデミー脚色賞を受賞し「タワーリング・インフェルノ」も手がけたスターリング・シリファントなんですから、鉄壁の布陣と云ってもいいくらい。 物語はお決まりのシュチュエーションです。 南太平洋カラルー島で油田採掘を行っていたポール・ニューマンが、島のマウナ・タイ火山が噴火する兆候を感じて、島の有力者でリゾート・ホテルを新規開業したジェームズ・フランシスカスに警告に赴きます。 しかし、フランシスカスはホテルにとどまる方が安全だとの判断。 やがて噴火が始まり、それぞれがパニックのなか逃げ惑うと云うストーリー。 このように充実したスタッフとキャストを結集し、2,000万$の予算をかけた大作だったのに、興行収入はたった170万$。 惨憺たる結果です。 このため製作を担当したアーウィン・アレンは、映画制作から撤退させられ、この作品が彼の手がけた最後の映画となったのです。 あの「ポセイドン・アドベンチャー」と「タワーリング・インフェルノ」を手がけた人物が。 失敗の原因は「ポセイドン・アドベンチャー」と「タワーリング・インフェルノ」を足して2で割ったようなストーリーの貧弱さ。 しかも、肝心のスペクタクル・シーンは迫力がまったく無し。 特にクライマックスの崩壊した橋を渡るシーンは、ひと目でスタジオ撮影とわかるほど出来栄えが悪い。 火山噴火のシーンは、ハワイのキラウエア火山の噴火映像そのまま。 ポール・ニューマンのアクションに至っては「タワーリング・インフェルノ」の非常階段シーンの焼き直しと云う体たらく。 要するに製作者全員が予算が潤沢に有るにも関わらず、手を抜き過ぎたのですな。 主演のポール・ニューマンさえも、出演したことを後悔する旨の発言を行っているほどです。 この作品は発表直後から批評家から酷評され、今日にいたるまで「史上最低のパニック映画」と云われてる駄作です。 これを弁護する声は全く聞かれないという稀有な作品なんです。 もちろんYouTube を探しても、全く宣伝ですら見当たりませんでした。 画像検索で「The Day the World Ended」で探しても、ブログ最初に登場したポスター以外、まったく画像が見当たりません。 歌ってるのはモーリン・マクガヴァン。 モーリン・マクガヴァンは、「ポセイドンアドベンチャー」でも挿入曲「モーニングアフター」を歌ってました。 Towering Inferno (1974) - We May Never Love Like This Again お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
そうそうたる布陣なのに、最低の映画になってしまったんですね。
ポールニューマンと言えば、やはりスティングが一番最初に思い出されます。 出演者が後悔するって、本当にひどいもんですね。 ところで、monmoegyさんはご覧になられたんですか? (Sep 18, 2020 05:56:47 AM)
そうそう・・・・
「ポセイドン・アドベンチャー」と「タワーリング・インフェルノ」ともに、 海水、タンクの水が襲い掛かるシーンが見ごたえがあったな~!! そして低予算の「激突」「ジョーズ」は高収益!! アイデア1つで低予算でも凄い映画が出来る例でした。 (=^・^=) (Sep 18, 2020 09:18:20 AM)
追記・・・・
「monmoegyさん」が紹介した「タワーリング・インフェルノ」で出演した 3人 撮影の合間のスナップ写真「ニューマン、ダナウェイ、マックイン」 殿堂入り!! 時折眺めていますヨ! (Sep 18, 2020 09:25:36 AM)
こんばんは
ポール・ニューマンが主演でも人気のないときがあるですね (Sep 18, 2020 12:44:04 PM)
「ポセイドン・アドベンチャー」と
「タワーリング・インフェルノ」、どちらも観て 面白かったのですが、それらの作品を手掛けた アーウィン・アレン氏にとって2,000万$もかけた 作品の興行収入が170万$というのはショックだったでしょう。 毎回訪れるとバナーが変わっていて その度にチャッピ君とミミちゃんはどこかなって 探してしまいます(^^) (Sep 18, 2020 03:06:56 PM)
潤沢な予算があるのに、内容が駄作、誰かが、そのお金を使ってしまって、お金がなかったのかな~~?
って、不遜な考えになってしまいますね。 (Sep 18, 2020 05:14:28 PM)
画像を見てるだけで寒くなってきますよ~( ゚Д゚)
(Sep 19, 2020 05:17:58 PM)
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