|
テーマ:猫のいる生活(136317)
カテゴリ:カテゴリ未分類
絵画と云うのは見る人によって評価さまざまですよね。
ある人にとってはとてつもなく素晴らしい作品が、ある人にとっては退屈そのもの。 とりわけ抽象画となると、いったい何を表現したいのか?まったくイミ不明なのも多い。 カンディンスキーだと1911年制作の「円のある絵」、モンドリアンは、1908年制作の「太陽光の中の風車」が最初の抽象絵画だとする説が有力です。 この絵は江戸時代の禅僧 仙厓義梵(せんがいぎぼん)の描いた絵です。 この絵はナニ? もし、作者が「四角はビル、三角は山、丸はボール」と云ったら、それは具象画になります。 もし、作者が「絵ではなく、デザイン、マーク、模様」と云ったら、デザイン、マーク、模様になります。 もし、作者が「何か対象があったわけではない」と云ったら、それは抽象画なんです。 ことさら左様に、絵画の分類と云うのは作者の主観いかんにかかってるのですね。 仙厓義梵の「○△□」は仙厓禅画のなかで最も難解な作品とされてます。 なにしろ画中に作品解釈の手がかりとなる賛文がまったく無いのでお手上げなんですな。 そんな抽象画には、オークションでとてつもない値段で取り引きされる作品も数多くあります。 私のように作品の価値が分からない人には、例え1円でも買いたいと思わない作品なんですが... 先ずはイタリアの画家にして彫刻家でもあるルーチョ・フォンタナの作品から。 ルーチョ・フォンタナは「スパツィアリスモ(空間主義)」と云う芸術運動の提唱者ですが、スパツィアリスモの説明はややこしいので ここでは割愛。 問題の作品は「Attese(期待)」と云うタイトルで、150万$(約1億4,000)で落札されました。 この作品は赤いキャンバスを切り裂いただけです。 現在、世界で最も注目を浴びる重要な芸術家のひとり、ドイツのゲルハルト・リヒターの作品に至ってはヒドイものですよ~ 「Blood Red Mirror(ブラッドレッドミラー)」とタイトルされた作品は110万$(約1億円)の値段がつけられましたが、これってキャンバスを赤一色で塗りつぶしただけに見えるのですが? リヒターの作品で、2012年にオークションにかけられ、2,132万ポンド(約26億9,000万円)で落札された作品が下の画像です。 現在存命してる画家の作品として史上最高額なんですね。 ロシア系ユダヤ人のアメリカの画家マーク・ロスコの「無題」作品もとてつもない法外な値段でオークションされた作品です。 1961年に描かれたこの作品は2,800万$(約26億3,000万円)です。 こんな作品のどこに価値を見出すのか? やっぱ、ナニかが違う? それより1948年に創られたこっちの方(作者不詳)が訴えかけるモノがある? 下の画像は1948年にタイプライターで描かれた「顔」らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|