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テーマ:猫のいる生活(136085)
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私が開港直後の関空で働いてとき、当時アメリカ大統領だったビル・クリントンが大阪で開催されたG7会議出席のため飛来するエアフォースワン(大統領専用機)のサポートする役を仰せつかったのは、以前このブログで触れさせていただきました。
結局、クリントンは女性問題で議会対策のため来日できなくなり、代わって副大統領のアル・ゴアが来日したので、私のお世話する航空機はエアフォースワンからエアフォースツーに替わったのですね。 エアフォースワンもエアフォースツーも、機材も設備も全部同じです。 ただ大統領が乗れば、それがエアフォースワンになり、副大統領だったらエアフォースツーと云う名称に変更になるだけです。 専用機が飛ぶとき、必ず全く同じ飛行機を同時に2機飛ばします。 メインがエアフォースワンだったらエアフォースツー、メインがエアフォースツーだったらエアフォーススリーと云う塩梅です。 これはメインの飛行機が離陸するとき何らかのトラブルで修理が必要になった場合、大統領や副大統領は修理を待たず、サブの飛行機でとっとと離陸するためです。 このときの経験で感じたのは、世界中でアメリカだけが特別ってこと。 他の各国首脳を乗せた飛行機が着陸態勢をとってても、アメリカの専用機がそのあと飛来してきたら、他の国は空中で待機させられます。 アメリカの専用機は保安のため、到着時間も事前通告がないのです。 副大統領警護のためSPが同行しますが、着ている洋服のスソから機関銃が見えてるのに、簡単な机置いただけの日本のイミグレーションは口頭で銃器を所持してないか形式上問うだけ。 SPの答えは「NO」です(笑) と~ぜん、国内で銃器を所持することは何人と云えども禁止ですが、アメリカだけ特別なんです。 もちろん金属探知ゲートなんて通りません。 他にも在留米軍からプロレスラーよりデカイ海兵隊の猛者が山のように。 関空は安全のため、ヘリが上空飛ぶのを禁止してますが、これもアメリカだけはOK。 飛ばすヘリは立川基地から大型輸送機が運んできましたが、その輸送機のデカイこと。 機内から3機ものヘリが登場したのです。 専用機が到着すると、山のようなケーブルが機内から地上に引かれます。 無線通信では盗聴されるキケンがあるため、あえて有線通信に切り替えてるのですね。 そんな手配全般を東京のアメリカ大使館スタッフが行っていて、私はそのサポート役だったのです。 と、云うようにアメリカの力と云うのは、接触ない日本人が思ってる以上に強大なんですね。 ところがアメリカの歴史なんて、せいぜい1600年代初めにヨーロッパから移民が押し寄せ始めたくらいです。 ヨーロッパ諸国や日本、中国、韓国なんかと比べたらほんの新参者なんですよね。 なので私にはアメリカの文化なんて、ほんの薄っぺらな安物の感がいなめない。 アメリカの独立記念日は、7月4日です。 1776年7月4日に独立宣言が採択され、イギリス植民地からアメリカ合衆国が独立した日ですね。 そんなアメリカで建国より前、1766年に開設されたアメリカのリゾートがあるのご存知ですか? トーマス ブリットと云う人物がバージニア州ホット スプリングス、アレゲニー山脈の真ん中に建てたロッジが始まりのリゾート。 今は「オムニ・ホームステッド・リゾート」云う名前でホテル経営してます。 1991年に国定歴史建造物に指定された歴史ある建物なんですね。 オムニ・ホームステッド・リゾートのある地域には連邦最大の天然鉱泉が湧き出ていて、乗馬が楽しめたり、いくつかの全国トーナメントが開催されたチャンピオンシップ・ゴルフ・コースでも知られています。 またアルペンスキーのゲレンデもあり、四季を通じて楽しめるリゾートなんですね。 医療療法を取り入れて、ヨーロッパ スタイルのスパ治療と水治療法を確立したのが、こんにちのオムニ・ホームステッド・リゾートの走りだったのですね。 その後、いくたの所有者変遷をへて、今日のオムニ・ホームステッド・リゾートになってます。 このリゾートには23人のアメリカ大統領が滞在しており、27代大統領タフトは1908年には2ヶ月間も滞在してます。 また、26代大統領セオドア・ルーズベルトもここの顧客でした。 アメリカが第2次大戦に参戦した後の1941年からは、785人の日本外交官とその家族を収容する高級強制収容所として使われました。 このリゾートは今年10月、数年に渡る1億5,000万$をかけた改装工事を終えました。 この改装工事で183ある客室やプール、宴会場、バーやレストランとともに、新たにイベントパビリオンが新設されました。 改装を請け負った会社はリゾートの歴史を保持しながら、博物館でなく住宅のように感じさせることに注意を向けたそうです。 大広間の広大でカラフルな敷物のデザインには3年近くもかかったそうです。 内装を見るとアメリカ人にしては、センスのいいデザインに仕上がってます(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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