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耳(ミミ)とチャッピの布団

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danmama313@ Re:シチリア島の橋(04/30) New! たった3キロの距離を結ぶ橋が、こんな理…
パパゴリラ!@ Re:シチリア島の橋(04/30) New! シチリア島と言われればマフィアでしょう…

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Dec 5, 2023
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カテゴリ:カテゴリ未分類
有名なポピュラーソング「マイ・ウェイ(My Way)」は「ダイアナ」などのヒットで知られるポール・アンカが作詞した曲です。
もう数え切れない歌手がカバーしてますが、オリジナルは"フランク・シナトラ"ですね。

あのマフィアとの深い関係が度々取りざたされ、そのマフィアを介してジョン・F・ケネディと親密な交友関係をもったとされているシナトラです。
しかし、歌の素養はハンパないですね。
25歳のときには、トロンボーン奏者トミー・ドーシーオーケストラに引き抜かれて大活躍してました。


シナトラは最初の妻ナンシー・バルバトとともにカリフォルニアの砂漠地帯にあるパームスプリングスの南側に位置するツインパームスに瀟洒な家を建てて暮らしました。
ナンシー・バルバトと離婚後、女優のエヴァ・ガードナーと短かい結婚生活を送るのですが、それもツインパームスで営まれました。
1950年代のことです。
このツインパームスのシナラ邸で本人がくつろぐ写真が残されてます。
1965年(昭和40年)の写真ですから、米軍がベトナム戦争で北爆を開始した年で、黒人運動指導者のマルコムXが暗殺された年でもあり、いよいよきな臭くなっていったころですね。
その写真が下の画像で、横に座っているのは愛犬の「リンゴ」ちゃんです。


シナトラの背後に、なんか大仰なステレオがありますね。
実はフランク・シナトラが熱心なオーディオマニアだったと云うのはかなり有名な話なのです。
きょうはコアなオールド・オーディオファンしか興味わかない話題で恐縮すが、私がそれなのであえてそのネタで。
1960年代と云うのは、アメリカ製オーディオシステムの全盛時代です。
シナトラのオーディオシステムも全てアメリカ製ですね。
時代が時代なので全部 真空管を使ったものです。

テープデッキはスイスのスチューダーと並んで、世界中の録音スタジオで使われてたアメリカは「アンペックス(Ampex)」製です。
カセットテープではなく、それ以前のオープンリールテープレコーダーですね。
ちなみにアンペックスは、1947年にクリスマスソングでお馴染み、人気歌手のビング・クロスビーが主要な投資家になって設立された会社です。

カセットテープは1962年にオランダのフィリップスが開発してましたが、テープの録音再生機器(デッキ)はこの当時、とてもオープンリールに敵いませんでした。
カセットデッキの普及は60年代末ごろからのSONYを始めとする日本メーカーの台頭まで待たなければなりません。
画像で見えるプリアンプは泣く子も黙る「マッキントッシュ」と云うアメリカのアンプメーカーの最高傑作「C-22」です。
この機器がどれだけ人気だったかは、2014年に同社から復刻版が発売されたことでも分かります。

写真にはパワーアンプが写っていませんが、たぶん家具の中に収納されてると思います。
C-22にベストマッチのパワーアンプは同じマッキントッシュの「MC275」を置いて他に考えられないので、おそらくそれでしょう。
MC275も復刻製造されてますが100万円くらいします。
AM/FMチューナーは「フィッシャー(Fisher)R-200」真空管チューナーです。
フィッシャーは、日本ではあまり知名度ありませんが、アメリカの古くからのオーディオメーカーです。
スピーカーは特製箱に入れられててメーカーが判別できませんが、シナトラのオーディオシステムを研究してる人によると、おそらく「アルテックランシング」か「JBL」だろうとのこと。
この時代の高級オーディオスピーカーと云うと、この2社しか考えられませんしね。
レコードプレーヤーだけは、唯一イギリス製の「ガラード(Garrard)」と推測されるとのこと。
写真の1965年に「ガラード401型」と云う究極のレコードプレーヤーが発売されてるので、それとSMEと云う同じくイギリスのメーカーが製造した「SME3009型」トーンアームの組み合わせが当時最高の性能だったので、このシステムか、それより一世代前の「ガラード301型」かも知れません。
現在、シナトラが住んだツインパームスの邸宅は年に一度だけ、パームスプリングスの象徴として一般公開されてます。
今、この邸宅に行くと、上に写ってるさまざまなシナトラの機器ではなく、全く別のオーディオシステムがリビングルームに鎮座してます。
実は、シナトラは自宅に録音スタジオ設備も構えていたのですね。
逆に1965年に撮られた写真のシステムは撤去されてしまってます。
この録音機器は後にアルテックランシングで働くことになったアーサー・デイビスによって設立された会社「シネマ・エンジニアリング」によって製造され、ロサンゼルスの「ヴァレンティノ・エレクトロニクス」によって組み立てられたカスタム・システムなんです。

しかし、シナトラがこの機器で録音をした記録は残ってません。
なぜなら部屋の音響がレコーディングスタジオに比べてあまりに悪く、とりわけシナトラは音質に特にうるさい歌手だったので、単に部屋のお飾りに化けてしまった可能性が大きいです。





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Last updated  Dec 5, 2023 05:00:15 AM
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