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テーマ:猫のいる生活(136087)
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お粥と云うと、私の生まれた奈良県では茶粥が有名で、昔は朝食と云うと茶粥に決まってました。
茶粥は和歌山県でもよく食べられてます。 奈良県や和歌山県では茶粥のことを「おかいさん」とか「おかゆさん」と呼んでますが、要するに山林の多い県なのでコメが貴重だったためこんな食べ方が普及したのですね。 茶粥は煮出したほうじ茶の中に冷やごはんを入れて「へっついさん(竈)」で強火で炊いたもので、とてもさらっとします。 FBを見ていたら、大きな鍋で何かを煮ている画像にいきあたりました。 画像の説明を読むと、スコットランドでグラノーラを煮ている画像だとあります。 グラノーラ!? なんかの間違いぢゃないですかね。 グラノーラってケロッグで有名なシリアルなのに... これは、たぶん投稿者が「ポリッジ」を誤ってグラノーラと記載したのでしょうね。 スコットランドだったら、ポリッジ(オートミール)は朝食の定番ですから。 もっともオートミールは加工されたオーツ麦のことで、ポリッジはオートミールを使った粥のことですから、これはポリッジでしょうね。 オーツ麦は正式名称で「エンバク(燕麦)」ですが、英語の「Oat(オート)」からオート麦→オーツ麦の呼び名の方が通りがいいですね。 こんなに重宝されてるオーツ麦ですが、元々、古代ギリシャやローマでは家畜の飼料でした。 原産地は中央アジアで、栽培は紀元前1,000年ごろまで遡ります。 スコットランドなんかで食べられてるポリッジは日本のお粥とだいぶ感覚が違いますね。 オーツ麦と牛乳で作って、そこにバナナやブルーベリーなどフルーツをトッピングして、ハチミツをかけたりする。 日本人からしたら「お粥」に「フルーツ」! 所変われば品変わるもいいとこですね。 「断食明け」とは、スコットランドですからキリスト教の「灰の水曜日」から「復活祭(イースター)」までの断食期間を云うのでしょう。 しかし、「おかゆ禁止」とは何なんでしょう? 真偽の程は分かりませんが説明を読むと、ポリッジにはカフェインが多く含まれており、それが昂じて「コカイン」のように高値取引されていったと。 つまりポリッジそのものには含まれてないのですが、「ハギス」と云う茹でたヒツジの内臓ミンチにハーブなんかを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹るもののクズを入れてるからなんですね。 ハギスには麻薬性興奮剤も含まれているらしい。 それで1930年代にはポリッジの販売を禁止してたらしいのですが、件の画像は禁止されてたポリッジの密造業者の女性らしい。 商業用のポリッジ製造業者は現在、ポリッジからカフェインを除去することが法律で義務付けられているらしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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