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耳(ミミ)とチャッピの布団

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Dec 15, 2023
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カテゴリ:カテゴリ未分類
イギリスのロールス・ロイスと云えば超高級車で有名ですが、今は自動車部門だけドイツのBMWが製造販売してます。
今のイギリスの会社は自動車部門を除く航空機用エンジンの開発生産をメインに宇宙、艦船、エネルギー関連機械などを製造販売する会社です。
古くは第2次大戦後、初めて日本で製造された旅客機「YS-11」もロールス・ロイスのエンジンを積んでました。


そのロールス・ロイスが今月、将来(予定では2029年)の月旅行に備えて、月面の基地に電力を供給できるミニ原子炉を発表したのですね。
まだモックアップの段階ですが、宇宙にまで原子炉?
月の動力用に原油を運ぶのは現実的でないにしても、さんざ地球を汚染まみれにした原子力を宇宙にまで拡張する気かいな...
このミニ原子炉は 、幅約1m 、長さ約3m ですが、まだ発電させる段階ではなく、すべて計画通りにいっても準備にあと約6年と費用数百万$がかかります。
この計画に対し、英国宇宙会議で370万$の資金提供が約束されました。

通常、宇宙開発では太陽光発電がメインで、水素燃料電池が使用されたのは唯一NASAのアポロ計画における有人月面着陸機の動力源としてのみです。
しかし先日、打ち上げ失敗したイーロン・マスクのスペースXが開発してる「スターシップ」は100人が搭乗できる大型の宇宙船です。
こんな規模になると太陽光発電だけでは賄いきれないでしょうね。
ロールス・ロイスによると、新型月用原子炉はモジュール式設計で、商業と防衛用途で地球上でも多くの使い方が考えられると云います。
ど~やら狙いはそっちの方ですね。

ロールス・ロイスのエンジニアは現在、核分裂によって原子炉から発生する熱を電気に変換できる方法を研究している段階です。
従来の原子炉は、核分裂で発生した熱で水が沸騰し、タービンを回す加圧蒸気を利用してます。
しかし、この方法は宇宙で使うには水を必要とするので不適合です。
そこで、「マイクロリアクター」と云う新しい発電方法を研究してるのですね。




それでは、みなさんはインターステラテクノロジズ(IST)と云う宇宙ロケット開発会社をご存知でしょうか?
いかにも欧米の企業のような名前ですが、北海道 広尾郡大樹町に本社をおくれっきとした日本の企業です。
2019年、超小型衛星打ち上げ用の小型液体燃料ロケット「MOMO 3号機」が日本の民間ロケットとして初めて宇宙空間に到達しました。
例の堀江貴文(ホリエモン)がスポンサーの会社です。
そのインターステラテクノロジズが現在開発してるロケットエンジンが試験に成功したと報じられたのも今月の頭です。
北海道大樹町にある北海道宇宙港第0号発射施設で、「ZERO」ロケットエンジンの「静的燃焼試験」を実施し、約10秒間、水平方向に青とオレンジ色の炎を噴出し試験が成功したのですね。
このエンジンの何がスゴイかと云うと、エンジンに使う燃料が地元の酪農場から収集された「牛糞(牛のウ◯コ)」から作られてると云うことです。
牛の糞尿由来の液体バイオメタン(LBM)を利用した燃料を日本を拠点にするエア・ウォーター社と提携して開発したのです。
エア・ウォーターは、牛の糞尿をバイオガスに変換する農場設備を備えた地元の農家からバイオガスを買い取りロケット燃料に加工してるのですね。
つまり「環境に優しい」ロケット燃料を使ったエンジンなんです。
インターステラテクノロジズが開発をすすめるロケットは、アポロ計画の月着陸船降下推進システムで初めて使用され、スペースXのマーリン・エンジンでも採用されてるピントルインジェクターと云うシステムを採用することで部品点数を削減するとともに、燃焼効率を向上させてるのですね。
これによって、部品数が従来のエンジンの1/10に減り、総経費の半分を占めるロケットエンジンの製造コストを根本的に削減したのです。

ZEROの燃焼室は、優れた燃焼性能を実現するために、東京大学、JAXAと共同で研究開発を行ってきました。
今回の試験成功は、この小型衛星打ち上げロケットを2025年に打ち上げるのに重要な一歩となったのです。
ZEROは、約1トンのペイロードを地球低軌道まで運ぶことができます。
これによって世界市場、特にアジアとオセアニアでの小型衛星打ち上げサービスの需要の高まりに応えようと云うのです。









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Last updated  Dec 15, 2023 04:54:06 AM
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