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テーマ:猫のいる生活(136087)
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みなさんが毎日使ってるスマホには、Wi-Fi(ワイファイ)が備えられてますね。
このWi-Fiによって、回線を使った通信をしなくても、Wi-Fi親機があればネットにつながるワケです。 つまりWi-FiとはWi-Fi親機とスマホなどを通信する無線規格ですな。 おなじ無線規格にBluetooth(ブルートゥース)もありますね。 こっちは10m 程度の短距離でつなぐ通信規格で、ワイヤレスのイヤホンや、PCなんかではマウスやキーボードといった機器をワイヤレス接続するのに使われてます。 Bluetoothで使う電波は2.4ギガヘメルツに固定されてて、それを使って無線通信をおこなってます。 Bluetoothのロゴは北欧文字の「B」と「*」を組み合わせたマークです。 このBluetoothのロゴが、「ブルートゥース」と云う名前の由来になってるのですね。 「ブルートゥース」と云う名称は「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いを込めてスウェーデンのエリクソン社の技術者がつけたものです。 デンマーク語で「青歯」を「Blåtand」と書きますが、これを英語に直すと「Bluetooth(ブルートゥース)」。 ぢゃあ「青歯」ってなんなのさ? それは初めてノルウェーとデンマークを交渉により無血統合し、文化の橋渡しをしたデンマーク王"ハーラル・ブロタン・ゴームソン"のことです。 つまりバイキングの親玉ですな。 このハーラルには、むし歯によって神経活動が停止した失活歯があり、それが青黒い灰色だったので「青歯王」と呼ばれてたのです。 Bluetoothのロゴは、スカンジナビアなどでは中世後期まで用いられた北欧の古代文字「長枝ルーン文字」でハーラル・ブロタンのイニシャル「 Hagall (雹) ᚼ(=H)」「Bjarkan (白樺) ᛒ (=B)」を組み合わせたものです。 デンマーク、ユトランド半島中部のイェリング近郊で発見された「イェリング墳墓群」と云うルーン文字の刻まれた10世紀の石碑で有名な墳墓群があります。 この石碑がデンマークの国家起源を示す貴重な文字資料で、世界遺産に登録されてます。 イェリングにある最も古い石碑は、デンマーク最初の王とされるゴーム老王とチューラ王妃について刻んだものです。 このゴーム老王とチューラ王妃のものより大きな石碑が、かれらの子であるハーラルの記念碑なんです。 ハーラルがデンマークとノルウェーを征服したこと、そしてデーン人のキリスト教への改宗を祝って建てられました。 石碑は、イェリングの教会墓地にある二つのおおきな古墳の間に建てられています。 ハーラルの逸話にはいくつもの伝説があって、その最も有名なのがアイスランドの征伐断念話です。 アイスランド人はハーラルをバカにしてたみたいで、そのことを根に持っていたハーラルは、魔法使いをアイスランドに送りどんな具合なのか魔法使いに報告するよう命じたのですね。 鯨に姿を変えてアイスランドに上陸しようとした魔法使いは、東のヴァープナフィヨルドで竜に出会い、北では翼が山の両斜面につくほどの大きな鳥に、西ではおそるべき叫び声をあげる雄牛に、南では山より高い巨人たちに襲われました。 アイスランドの強力な守護神で上陸すらできなかった魔法使いは、上陸を諦めてアイスランドを去らざるを得なかったのですね。 その報告を聞いたハーラルはアイスランドをあきらめデンマークへと帰っていったと云うお話。 この逸話はアイスランドの国章デザインのモチーフになっています。 ハーラルは、領土を守るためのセキュリティ対策でよく知られていました。 神聖ローマ皇帝オットー2世によるデンマーク侵攻に対応するため、ハーラルは980年、デンマーク全土に要塞を建設しました。 ハーラルが展開した要塞はジーランド島にあるトレレボルグなど7つの円形要塞です。 これらは現在、ヴァイキング・エイジ・リング要塞、またはトレレボリ様式の要塞として知られています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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