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テーマ:猫のいる生活(136071)
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先月30日、世界最大の氷山が南極から離脱する様子を国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員が見つけ、その動きを追跡始めました。
この氷山は1986年に南極のフィルヒナー棚氷から分離しましたが、南極海の一部を構成するウェッデル海の海底に張り付いたまま、過去37年間もそこに座礁してたものです。 その氷山が薄くなり 時間の経過とともに浮力が増えて海底から浮き上がり、その後強風と海流により漂流し始めたのですね。 で、A23aの大きさなんですが、約4,000平方km と云いますからニューヨークのおよそ3倍、大ロンドンの2倍以上もあるのです。 日本で云うと、東京都の約1.8倍ですね。 この巨大な氷山の動きが周囲の海域で繁殖し採餌するアザラシやペンギンなどの生態系に影響する懸念がでてるのですね。 A23a漂流の軌跡 World's largest iceberg A23a tracked by satellite images こうした氷山にはしばしば綺麗な縞模様が形成されることがあります。 縞模様の氷山は、強い海流によって海水が棚氷の下深く引き込まれるときに生まれます。 氷山は、大きな氷の塊が氷河や棚氷から砕け、外洋に浮かぶときにできますが、この氷は数千年にわたって南極大陸に積もった雪が蓄積してできた純粋な淡水です。 その淡水の氷山が、その下の水と混ざることによりこのような縞模様ができるのですね。 混ざった水が冷えて棚氷の底で凍り、その水はさまざまな有機物やミネラルを含んでいるので、氷山にいろんな色を形成するのです。 それが風と波で細かく砕かれると、さまざまな色の層が不思議な縞模様を浮かびあがらせるのです。 これは隙間が水で満たされ、急速に凍結して氷の中の泡が現れる時間がない場合に発生します。 緑色の線は、藻類で満たされた水が急速に凍結すると発生します。 黄色、黒、茶色の縞模様は、移動する氷床が海に向かう途中で土や堆積物を巻き込むときに形成されます。 「青い氷山」とも呼ばれてます。 下の画像はひっくり返った氷山の上を行進するペンギンたち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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