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テーマ:猫のいる生活(136072)
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マダガスカル島はアフリカ大陸の南東海岸から沖へ向かった西インド洋上にありますね。
日本の面積の約1.6倍もの広さがあり、六大陸を除いた世界で4番目に大きな島です。 昔々、ゴンドワナ大陸と云うアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸や、アラビア半島までひとつにした超大陸があったのですが、先史時代にゴンドワナ超大陸の分裂に伴ってマダガスカルがアフリカ大陸から分かれ、さらにその後の8,800万年前ごろインド亜大陸とも分離して孤立した島となりました。 なので島内の生物は独特の進化を遂げ、現在でも野生生物種の90%以上が固有種という特異な土地です。 身体が61~80cm 、シッポの長さは65~90cm 、体重はオスで6~12kg 、メスは5~7kg とマダガスカルにいる肉食動物では最大の大きさを誇ります。 しかし身体のワリに脚は短いんですね。 足裏にほぼ体毛がなく、樹上での生活に適しているのですが、指に水掻きがあるんです。 このフォッサは、民家に侵入して飼ってるニワトリやアヒルを襲うことがあるんですが、逆にマダガスカルでは食用にもされてます。 ところがお馴染みの森林伐採や農地開発による生息地の破壊とともに、狩猟や害獣としての駆除などにより生息数がどんどん減少していて、絶滅の恐れのある種として商業目的の国際取引が禁止されるワシントン条約「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されてる生き物なんです。 獲物はカエル、ネズミ、鳥、昆虫など捕らえられるものならなんでも食べます。 ところが、こうした自然の獲物が環境破壊によってどんどん減少しているために、フォッサもやむなく飼育されてる生き物を襲ってしまうってことなんですね。 フォッサはマダスガスカルの森林地帯全体に広がっていますが、標高2,000m 以下の熱帯雨林やサバンナなどに生息しています。 フォッサは臭腺から刺激的なニオイを放出することがあります。 自分のナワバリをマークするとともに、仲間をひきつけるためですね。 遺伝子研究により、フォッサとマダガスカルの他のすべての肉食動物が互いに近縁であることが証明されており、こうした肉食動物は約1,800万年~2,000万年前に島に定着していたと考えられてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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