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カテゴリ:サンプラーコラム
前回の話では、物の数値を0と1で表すことについてお話しました。
ご覧いただいていない方は是非こちらからお読みください。 難しかったですか?(^-^; サンプリングについてお話するにあたって必要になるかと思いますし、これからDJを始める方には避けて通れないデジタルDJにも参考になるかと思いますので、あと1、2回分はお付き合いいただければ幸いですm(_ _)m 普段僕達が使っているのは0~9の数字を使用する10進法なのですが、 前回の話のような0と1で表すことを2進法と言います。 10進法の場合は9の次は、位が1桁上がって10になります。 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13・・・・ 2進法の場合は0の次が1で、次は1桁上がって10になります。 2進法で表した10は「じゅう」とは読まず「イチゼロ」と読みます。 4ビットで数を表す場合 0000、0001、0010、0011、0100、0101、0110、0111、1000・・・・・1111 コンピューターではこの0と1の信号で伝達したり計算したりしています。 人間にはわかりにくい2進法ですが、コンピューターにとってはとても扱いやすいのです。 例えば 2、5、8、1、9という数字を順番に伝達する場合、2進数で表すと 4ビット表示の場合 0010、0101、1000、0001、1001 と表せます。これを1のときだけ決まった電圧で伝えてあげればよいのです。 もしこれが10進法のままで数を伝達しようとすると、なにかしらの決まりを作らないといけないのですが、例えば、数ごとに電圧の高さを変えて伝えるとなるとこのようになります。 これだと、受け取る相手が微妙な電圧の差を間違えて読み取る可能性もありますし、伝達途中にノイズなどの影響で電圧が変化してしまったら、正しい情報が伝えられません。 そのため0と1だけで伝達すれば、例えば1の時は5ボルトの電圧で送ると決めれば、ノイズの影響でその電圧が4Vなどと多少変化しても、受け取る側が1が送られた!とわかるわけです。 さて前回のお話の中で「アナログは連続した値」という言葉がでてきました。 例えば体温計を脇に挟むと体温計に熱が伝わり水銀の目盛りが徐々に上がってきます。 目盛りがついていますが、目盛りから目盛りへ水銀がとびとびに上がっていくことはありませんね。 デジタル体温計の場合はおそらく体温を小数点第一まで表示できるようになっているので 37.0→37.1→37.2と数値が変化していくことでしょう。 しかしデジタル体温計では37.05や、38.262などという値をとることができませんよね。 つまりデジタルでは表示できる数(分解能)が決められるとその値の間を採ることができず、 とびとびの値でしか表すことができないのです。 デジタルとアナログについて、坂と階段で例えるのが結構定番なんですが、ここでも一応念のためやっておきましょう(^-^; デジタルが階段だとすると、アナログが坂。 坂の場合は好きな高さに移動することができますが、階段では段と段の間に移動することができません。 坂に立っている人と同じ高さに移動したいなら、段をさらに細かくすれば、段差が滑らかになり、坂に立っている人と同じ高さに立つことができます。 この段を細かくすることがビットを増やすということと同じ意味であることが分かりますか? ビットを細かくすればするほど、より現実的な値に近づくということが分かりますね。 ちなみにデジタルの語源はデジット(指の)からだそうです。 たしかに指の数え方で1.1本とか3.4本とかありませんよね(^-^; これでデジタル値はとびとびの値という意味がお解りになりましたでしょうか(^ー^) とりあえずビットのお話はこのぐらいにして、次回はサンプリングレートについてお話したいと思います!!ではまた!(^ー^)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月18日 23時57分56秒
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