成層圏オゾン層の破壊
今日は、昨日に引き続き「成層圏オゾン層の破壊」を「大気概論」のセクションから紹介します。やはり、「公害総論」より深い内容となっています。* 成層圏オゾン層の破壊·塩素原子などの触媒作用により破壊される。·1996年からは特定フロンの生産が全廃された。·1970年代末より毎年春(9~11月)オゾンホールが南極で観測されている。オゾンホールの主な原因物質はクロロフルオロカーボン(CFC 通称:フロン)である。·地上への有害紫外線到達量の増大をもたらし、皮膚がんや白内障などの健康被害の発生が懸念される。·オゾン層は、成層圏(高度10~50km)の下部、対流圏のすぐ上部に存在する。·ハイドロフルオロカーボン(HFC)は塩素をもたずオゾンを破壊しない化合物であるが、温室効果が大きいことが指摘されている。ご存知かと思いますが、「公害総論」は、大気・水質・振動騒音・ダイオキシン各科目共通の問題ですので、広く浅く取り上げています。対して、「大気概論」は大気関係の専門セクションですから、少しだけ内容が難しくなっていますね。「成層圏オゾン層の破壊」はそれだけが単一の問題ではなく、「地球温暖化」などと相互に関連しているので、その関連性を含めた理解が必要となってきます。