手品
造形展の日に、みんなで幼稚園に行った後、ランチを食べて近所の喫茶店に行ったときのこと。そこは常連のおばさまのオススメで、「あんみつ珈琲」を注文。普通のあんみつは黒蜜をかけるのだけど、これは珈琲をかける。ちょっと驚くような組み合わせだけど、これが結構美味しい。もともとアイスもあんこもコーヒー牛乳も好きなたっくん、食べてみると「すっごく美味しい!」と大絶賛。「美味しさが上がった!」と。それでマスターが気に入って下さって、手品を見せてくれました。ミッキーが出たり消えたり。それを見たたっくんの反応も、すごく子供らしくて可愛くてね。テーブルの下を探したりして。 それが面白かったのか、家でも「手品をします」とやり始めました。でも、ちゃんとできないから、途中で「むこうを向いてて」って言うの。そしておもちゃを隠す。わかってるんだけど、わざと「あれ~?見つからないな~?」なんて言うと、「ここらへんを探してみて」って言うの。手品じゃなくてかくれんぼ?この話をお父さんにしたら、「手品をやろう!」ってことになりました。 たっくんは、ライナスの毛布のように、お気に入りのタオルケットがあって、よくタオルケットの角で鼻の下をフンフンこすっています。そのタオルケットの下におもちゃとか本とかを隠して、「たっくんがフンフンしてる間に無くなっちゃうよ!」と言って、隠します。あれ?なくなってる?たっくん、大喜び!!!またまたフンフンしていると、今度は見つかる。またまた、大喜び!!!たっくん、「今度はこれを隠してみる!!」と、次々にいろんな物を持ってきます。自分がフンフンしながら、心の中で「無くなれ~」とか「出てこい~」とか念じているから出たり消えたりするもんだと思ってる。自分が手品をしてるんだと思ってました。お父さんが必死に見つからないように隠しているのに気づいてないんだな。なんてかわいいの~! 単なるおばかだけど。