カテゴリ:こころ
オフィスは今日が仕事始め。
普段は、あまり居ない人もいて 狭いフロアは人で溢れていた。 ひととおり挨拶を終え、合併相手の オフィスまで部下を一人連れて行く。 新しく上司となる人への挨拶もあるが 以前、部下だった長欠の女性スタッフが 新しいオフィス・部署で少し心配でもあり 顔を見せることにした。 2か月ぶりに顔を見た彼女は 随分と顔色も良く 「久しぶり!」と声をかけると 「あっ、おめでとうございます」 と笑顔で応えてくれた。 「頑張るんだよ」と心で声をかけ 事務所を後にした。 役員とタクシーで事務所に戻るなか 話をしながら、どこか虚空(こくう)を見ており なま返事をしながら 昨夜の光景(シーン)を想い出す。 昨夜は、彼女に逢っていた...今年初めて。 そして新年、またこうして逢えることが 心から嬉しく思えた。 帰る際、僕の髪に白髪が混じっていて 「あっ」と発見した彼女は 目立つので、抜いてくれた。 そして、その光景(シーン)をタクシーの中で 回想していると 「ショーペンハウエル」の言葉が思い浮かぶ。 「人は、生涯の最初の40年において本文を著述し 続く30年において、これに対する注釈を加えていく」 40年で人生の本文が書き終わるとは 思いたくないが 過去を振り返る回数が増えると あながち外れてはいないようにも、思える。 でも注釈など、後から、時間のある時につければいい 僕は、書き続ける...新しいページに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.05 22:00:27
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