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カテゴリ:日本の作家 瀬尾まいこ
★★★★
いろんな形の「デート」、あります。 祖父と孫、元不良と老教師、特に仲良くもない同じクラスの男子同士、協力して一緒に公園で犬を飼うOLと男子学生。何気ないのに温かい人と人のつながりを軽やかに描く、5編収録の作品集。 おしまいのデート 2011年1月発行 集英社 189p 【内容情報】(「BOOK」データベースより) この世はいろんな“デート”で溢れてる。待ち合わせが生み出すワクワクする気持ち、楽しいひととき、別れる時のちょっとした切なさ。 【目次】(「BOOK」データベースより) おしまいのデート/ランクアップ丼/ファーストラブ/ドッグシェア/デートまでの道のり 評価 ★★★★ 前作『僕の明日を照らして』は 児童虐待の取り扱い方がう~~んだったのですが やっぱり瀬尾さんの作品では ほわほわしているこういう雰囲気の方が好きです。 孫とおじいちゃん、高校の教師と男子高校生、男子高校生同士、 バツイチOLと学生、保育園教師と園児の保護者。 といったちょっと変わった組み合わせのカップルの それぞれのデート。 いわゆる恋人同士の「デート」ではない おかしみと哀しさのあるデート。 でも二人の間に流れるものはやっぱり温かい。 高校教師(男性)と男子高校生のデートの 「ランクアップ丼」は 読み終えて少しつらいのだけれど こういう師弟関係には憧れます。 男子高校生同士のデートを描いた「ファーストラブ」が コミカル。 「ドッグシェア」のカップルの今後の展開が気になりました。 日常にある幸せを掬い上げて見せてくれる 瀬尾さんの短編集でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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