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2008.10.12
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カテゴリ:わくわく児童文学
高校生の姪っ子がハマっているコミック,「ヘタリア」を読んだ。

○ストーリー
ローマ帝国という立派な「祖父」を持ちながら,絵と歌と食事と女の子が好きで,戦争となるとまるっきりダメな「イタリア君」。その彼と,怒りっぽい「ドイツ君」,控え目で自分の意見を言わない「日本君」で構成される枢軸勢力,彼らと”仲良くケンカする”のは世界各国を擬人化したキャラたちだ。

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エスニックジョークというものは,どこの文化でもあるが,どうしても「区別的」な内容を含むので,ブラックジョーク的な扱いが多い。ただそれが下品な差別になってしまっていないか,そして自分自身を笑い飛ばす大人の視点を持っているか,によって,知的な活動となっているかどうかが分かれると思う。

この本は,いろいろな背景があって出版されたらしいが,日本におけるエスニックジョーク本としてとても上質なギャグを提供しており,なかなかうれしい。

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思い起こせば70年代後半以降,日本文化ネタの本がいろいろあったが,良くも悪くも「日本って特別」という視点から抜け出せていない印象があった。独自性を持っているのはどの文化も同じなので,アメリカと比べて,あるいは西欧と比べて異なるのは当たり前だ。それを「特別」と解釈してしまうあたりが,経験の不足を感じる。

今の時代では日本の人たちも,フランス人やイタリア人がアメリカ人とは雰囲気が違う,ということは感じられていると思う。着るもの,食べるもの,ジェスチャーなど,今の時代でも明らかに違うので,例えば駅で隣のホームいて,しゃべっている言葉が聞こえなくても,なんとなくどこの国かは分かる(たぶん)。

きちんと紹介される文化はいつもいいところばかりなので,こうしたジョーク本で「そう言えば,あの国の人って○○だよな」というあたりを確認し,それを踏まえてまた付き合えばいいと思う。

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さて,僕の世代だと,まだまだタミヤのミリタリーシリーズとか,各社のウォーターラインシリーズとかに夢中になった経験があるので,自分自身もWWII(第二次世界大戦)ネタをいくつも知っている。枢軸勢力,つまりWWIIがメインの時代となると思って読み始めたら,一冊の本の中でいろいろな時代にぽんぽん飛ぶし,ネタはヨーロッパの歴史が中心だし,ということで,イタリア軍ネタが実はほとんど無いというのは残念だった。

ただ,この本の設定を理解できれば,むしろこの構成でいいのかと思う。ミリタリーネタではそれほど読者の幅が期待できないし,歴史の年代順に話を進めてしまうとジョークコミックとしての自由度が下がってしまう。

まあとにかくジョーク本なんだし,この程度でいいんじゃないかと思う。








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Last updated  2008.10.13 17:55:51
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