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カテゴリ:ロック/ギター
エレクトリック・ギターの塗装には「ラッカー信仰」があるようです。
ヴィンテージ期のフェンダーがラッカーだったから、ラッカーは音が良い、ウェザーチェックが良い等。 昔のフェンダーが鳴るとしたら、理由はまず当時の木材が良いこと。次にラッカーかも。 ラッカーが塗料としてどうなのかというと、耐久性がなく、収縮で割れる、厚塗りも出来ない「昔の塗料」。 ボロボロのテレキャスターとかを見れば分かります。 しかしそのことが「ボディの振動を妨げない」ため楽器として上手くマッチしている、というのがラッカー支持の理由。 ポリウレタン、ポリエステルといった塗料は丈夫で厚塗りが出来ることで多くのギターに使用されていますが、廉価なギターはたっぷり厚塗りして研磨してピカピカにしてあります。これが「鳴らない」ギターの大量発生を生むらしい。 ポール・リード・スミスはポリエステルを下地に採用。仕上げにはウレタン。薄く仕上げることでボディの鳴りを妨げないようにしています。 厚く塗りさえしなければ問題ないとの考えです。 元々フェンダーは1968年にポリエステルを使ったメーカーです。(ギブソンはいまだに使ってません。) その仕上がりに自信を持って「Fender thick skin high gloss finish」と宣伝していたのですが、現在は評価されていないようです。 フェンダー・ジャパンの「ラッカー・トップコート」、下地はラッカーじゃないってことですね。 これって意味があるのでしょうか? 私は以下の理由で肯定します。 ・ポリエステルより早く経年変化で黄変します。古びたルックスになってくれるということ。 ・ひび割れが生じる可能性が高い。古びたルックスになってくれるということ。 ・それでいながら下地で木部をしっかり保護してくれるので、深刻な傷になりにくい。 私は以下の点を心配します。 ・保存状態が悪いとラッカー・トップコートだけが剥がれ落ちてしまうかもしれない。まだらに残ったらもっと嫌。 ・スタンドに放置されて、ゴムに触れた部分が溶けたギターが大量発生。 というわけで、音的には関係ないと思っているラッカー・トップコートですが、気軽にヴィンテージ風ルックスに育つギターが使える気分がプレイに良い影響を与えることもあるでしょう。 ディマジオのピックアップを積んだモデル達。ラッカー・トップコート。 【中古エレキギター】◎【中古】FENDER JAPAN フェンダージャパン / ST54-DMC NAT 【池袋店】 【送料無料】【smtb-u】 【中古 ◆ 送料無料 ◆】【中古】Fender Japan ST54-DMC VSP BK 【中古エレキギター】◎【中古】FENDER JAPAN フェンダージャパン / ST54-DMC/VSP/2TS 【梅田店】 【送料無料】【smtb-u】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.21 10:09:08
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