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ここまでやってこれた理由
山、谷ある人生を一人で歩いていくにはやはり寂しすぎる。 そしてもちろんこの世は一人では生きられない。 大勢の中ばかりでは窮屈すぎ、独りの世界を堪能しながらも、さりとて全く独りぼっちでは、なんだかおいてけぼりをくったようで、つい人恋しく、都合に合わせて人の輪の中にも入りたくもなり。 実に我輩は身勝手なり。 仕事の事を妻に相談する事は皆無に近く、八度の転職も仕事の悩みも、これまで一度も相談することなく自分で選択して進んできた道。 しかしこのどの選択も全然後悔しておりませんし、人生ラッキーだったと確信できるのです。 ただですね、金銭の扱いに関しては、女房殿の言うとおりにしたほうが間違いありません。 金はないのに"いけいけさっさ"の私の身勝手で随分迷惑もかけました。反省。 二年前に、よびりんさんから教わった『半分の法則』を、得意げに妻に申しましたところ、きつく注意されました。 「同じようなことを、私が前々から言っているのに聞かないんだから・・」^^; さて話は戻って。 さして人生目標もなくその折々の仕事を精一杯こなすだけの、世慣れず不器用だった私は、仕事のなかでなんとか自分を存在させることに懸命で、時に悩みもしながら選択する道を結論づけていく自分の過程のなかで、おのずと犠牲は家族に与えてしまった部分が大なのです。 繰り返し押し寄せる障害の小波大波に時に溺れそうになりつつ、気持ちはもうへとへとで、ある時には、リング上で大の字でギブアップ状態にもなりながら、「もういい。なにもかも放棄してこの状態でしばらく休ませてくれ・・」と願いつつ、しかし現実には食っていかなければならず。 大の字のまま・・ボクシングであれば、素早く白タオルが投げ込まれ、すぐさまトレーナーがリングにグロッキー状態の本人を抱きかかえてくれるのでしょうが、人生での本番はまったなし。 気力は大の字のまま、周りを見回し、しかしいくら待てども誰の助けがくるわけでもなく、その内、日は暮れ、また朝日は昇り、時は容赦なく過ぎ行きます。 結局どんなに血反吐、そしていまにもため息すら出来ず窒息してしまいそうに思えるほどの精神の閉塞感の状態においても、また自ら立ち上がるしかないのです。 もともと図太い精神を持っていればよいのでしょうが、世間知らずの直線的生き方できたものですから、人間関係の苦労も大変でした。 振り返れば実に黙々と自分自身、頑張ったという感じで、それなりに精神力も強いのかなとも思うのです。 人間は何度も障害を乗り越えながら、次第に精神のばねは強度を増していくものです。 仮に今私にある現在を失ったとしても、再度ゼロから復活する精神はまだあるような気もします。 どの様な逆境でも、また黙々と歩めるでしょう。 元々、長く山谷を歩いてきながら、財産としては、物でもなく、私自身の胸の内にある、紛れもない、歩んできたこれまでの道程という事実なのです。 ただしかし、踏ん張ってきた人生、そしてこれから先の人生。 私自身の案外強かった、あるいは鍛えられた精神というものは、ただただ黙々と、時に精神の山を何度も転げ落ちながらもまた前に向き歩を進めてこられたのは、妻という、家族という支えがあったからにほかならないのです。 人間としての度量が備わっていれば、外で踏ん張りながら家庭内においても充分に与えるものがあったでしょうが、ただそれはそれで私なりに懸命だったのだと許しを請いながら。 やはり、完全独りだったら果たして、これまで頑張ってこられただろうかと、つくづく思うのです。 とりあえず今を踏ん張るということさえ。 人はやはり誰かの為に事を成し、誰かによって支えられているのだと。 そしてその誰かが身近に存在することによって少々の困難もまた乗り越えられるのだと。 人生は己を寄る辺とし、愛するものを寄る辺とし。 さあ~恩返ししなきゃ。 妻からはそれはもう聞き飽きた 「貴方は口ばっかし・・」と言われております。トホホ。 まあ長い目で見てよ。 といいながらどんどん年取っていきます。 「まあ来世にかけて迷惑かけた分、恩返しするよ」(^^) 「それはいいから、もうストーカーは止めて」 「次は苦労なしの人と結婚します」 「お願い!そんなこと言わないで。確かに夫失格。家族孝行できなかったけど、俺は俺なりに人生一所懸命だったんよ、黙々と」 「俺は充分満足だけどな~ジェットコースターに乗ったような人生。八勝七敗のような・・」 ・・!?もしかして七勝八敗? ・・とにかくせめて八勝七敗で人生終えなければ・・^^; 「とにかく来世でも迷惑欠けた分、責任とらせて。お願いしま~~す。」”^_^” ・・・ 永遠と続く我が家の課題なのであります。(^^) ここだけの話ですが、もう決めちゃいました。 来世もその次も、私、妻をストーカーしちゃいます。 迷惑かけた分、もちろんお返ししますよ。私流の黙々と(^^♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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