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カテゴリ:本
副題ー地球外知的生命の謎を追うー
子供に天文学への興味を持ってもらうために筆者の人生を振り返ったノンフィクション。 世界最大級の天体望遠鏡が設置されている西はりま天文台に筆者は勤務している。 教育・普及活動の傍ら、SETI(地球外知的生命探査)を行っている。 いるかいないかわからない空の果てを一つ一つ探査していく。 夢があるなあ。 この本を借りた理由はダイソン球のことが載っているからだった。 太陽の放射エネルギーの20億分の1しか地球で利用出来ていない。 文明が進んだ宇宙人なら、太陽をすっぽり球体で覆って100%利用することを考えるはずだ、 というアメリカ人科学者ダイソンが1960年に考えたことによる。 スケールの大きな話。で、そのダイソン球の廃熱の赤外線を探知しょうというもの。 この話は2ページしか載っていなかったのでちょっと期待外れだったが、 筆者の天文学の教育・普及活動への意欲が感じ取れた。 丁度リレーのように引き継がれる文化・文明のバトン。 僕は何を受け取って、何を次世代に渡せるのだろうか? 何にもない気がしてちょっと情けなくなった。 夏の暑い夜に星の世界を思い描きながら読んでみるのに丁度良い。 児童書に分類されているので難しいことは書いていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.02 23:42:46
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