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カテゴリ:散策
タイトルは面白くく書きましたが・・・・・。 伸子を『のぶこ』と読まずに『しんし』と読んで下さい。 伸子張り(しんしはり) の『しんし』・・・・・これ両端に針の付いた竹ヒゴです。 その伸子と沢山の針とその針が入る孔のある木。 アップしますと・・・・・。 そこそこの年齢の方なら、天気の良い日に、これを使った作業が普通の家の軒先で行われている光景を見かけ記憶があると思いますが・・・・・ 反物を洗い糊付けし乾す時に使われていた道具です。 今では全く見なくなった、その伸子を使った作業を見学して来ましたので紹介させてもらいます。 そこは法衣店の友人の取引先でした。 お坊さんの着る法衣は沢山の業種を経て作られます。 生地を織る『織り屋さん』 、それを染める『染め屋さん』、染まった生地に腰をつける『張り屋さん』、そして縫われて完成し、納められた法衣は季節の変わり目には衣替えの洗濯に返ってくるらしいです。 その張り屋さんに見学に行ったのですが、現在でもこの作業だけで商売が成り立っているのが驚きです。 その店は京都のど真ん中にありました。 京町屋そのもので間口は狭いがびっくりする程奥行きがあって住居と横に作業場がありました。 許しを得て写真に収めて来ました。 伸子で張った金色の生地に刷毛で糊を塗っているところです。 乾き難い時には炭で乾かすらしいですが、はじけた炭の火花で高価な生地に穴があいては困るので使う炭は高価な備長炭らしいです。 町の真ん中に外からは分からない現在とはかけ離れた異空間があることをしりました。 因みに初めに載せた写真の伸子と針の付いた反物を挟む木は記念に貰って来たものてす。 別にそれで何をする訳ではないのですが・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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