老父のつぶやき

先日の新聞に「この年で（67才）孫からジジイと呼ばれたくないので○○ちゃんという風に実名を呼ばせたい」と投書している人がいた。

まあモノを考えるのは自由だが､子供にとっては「この人は自分の何なのか」を認識することは非常に重要なことではないかと思うのだ。父母がいて､おのおのの祖父母がいて､自分がある。家族と言うものの関係性がわかりやすいほうが人間関係を築きやすいように思う。

私の友人にも女性だが､投稿者と同じように孫に「みーちゃん」という風に呼ばせている人がいるが､小さい間はいいかも知れないけれど､大きくなったら彼女も同じだけ年をとる。その時に孫ちゃんは対外的に「みーちゃん」を何と紹介するのだろう。「祖母のみーちゃん」？ペットじゃあるまいし。

先に生まれたものは多くの場合先に死ぬ。自分よりも「孫にとって何がいいのか」を考えるのがジジババの勤めではあるまいか。まことにおせっかいな話ではあるけれど。