ジャイロの修理
エンジントラブルで不動になってしまったジャイロ君。気合入れて修理します。まずはジャッキアップどんどんバラしていきます。リヤホイールハブを外す。外れた。エアクリーナーを外そうとしたら、あれ?キャブレターが外れてる・・・・マジか・・・・・・信じられないものを見た。二度見した。ボルト1本ありません。ありゃりゃ・・・orz.....キャブとインマニの間の樹脂製インシュレーターも無いぞ。ヤバイ!つまり今回のトラブルは、キャブレターを固定しているボルトが緩んで、二次エアを吸ってる状態だった。そして、エンジンが止まる直前インシュレーターが脱落し、負圧が無くなりキャブが機能しなくなった。二次エアを吸ってるということは燃調が薄くなるので、エンジンが焼き付いてる可能性も高いです。どんどん外していきます。いよいよシリンダーです。エキマニ外して・・・・シリンダーの中は?あれ、問題なさそう。シリンダーを外して見たけど、おおおおぉぉぉぉ!焼き付いてない!ピストンも、確認。これは吸気側だけど、異常なし。排気側も異常なし。エンジン焼き付いてなかった―!でも、駆動系から変な音がするぞ。ボルトを外すんだけど、いろんな長さのボルトがあります。こうやって、段ボールにボルトを挿しておくと、どのボルトがどれかわかりやすい。パカっと開けた。クラッチの方から変な音。ベルトが軋んでるだけか?とにかくバラす。駆動系のケース内部は、以前オーバーホールしたので、まだ綺麗です。ウエイトローラー。今まで使ってたのが8g x 6個。純正が11g x 6個。他に、9g, 10g, 12g を持ってます。今回「10g」を選んでみた。そして、今度はひたすら組み立てる。なぜか駆動系の異音も解消した。キャブレターのボルトを1本紛失したので、六角穴付きボルトを使うことにした。実は前回は手でしっかり締めただけだったので、今回はちゃんと規定トルクで締め付けます。手でしっかり締めた後、トルクレンチを使うと、もう少し締めないと規定トルクにならなかった。やっぱりトルク管理は大事だねー。そんなわけで、無事に元通り!エンジンもすんなりかかって、走ってみたら絶好調です!ウエイトローラーのセッティングも、ぐんぐん走っていい感じです。のちほど整備編と熱尻試走編の動画をアップします。