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カテゴリ:ほんわか介護、認知症とつきあう
私は以前の会社で、勤務査定を受けられました。人事考課というらしいのですが・・。
もともとこの会社に入ったときから、今までの会社とはなんだかちがうなと感じていました。ある面ではとてもいい感じもありましたが・・。 それは、のんびりと利用者に接することができたからです。1年ぐらいは担当する利用者は20人ぐらいでした。慌てて利用者を増やす必要もなく、先輩は忙しそうにしていましたが、私はのんびり・・。 困る面はなんとなく互いにスパイしあっているような雰囲気がありました。なぜだかわかりません。その空気にたえきれなくなって辞めていく人もいました。社内は全部が福祉事業というわけではありませんでした。介護福祉士やケアマネの受験講座や、介護、医療相談事業もあり、様々な職種や担当に別れていました。それが同じフロアで監視し有っている状態です。和気藹々としながらピリピリしているという不思議な雰囲気でした。 そのような中で自分の居場所を確立し、落ち着いてきたなあ、雰囲気も変わったなと思ったところで会社の方針が大きく変化しました。 拠点を増やし、関東に大展開をすることになったのです。会社も大きく変化しました受験講座をやめ、訪問介護事業で大きく発展を目指すことになったのです。 私自身は疲れてきたこともあり、辞めさせてもらう決意をいたしました。辞意の表明から退職まで半年以上かけましたが・・。 辞めようと思った頃、会社の機構が変わり、人事考課が導入されました。 今までは互いにスパイし有って評価を出し合っていましたが、拠点が増えれば目が届きません。 それで人事考課ということになったのです。 ケアマネは基本的には営業はしないはずです。ですから、短期、長期の業務達成目標と言われても、ケアマネ業務に邁進するとしかかけません。 ケアマネとしてより精進するとか、なんとか・・。 ケアマネ業務の評価は上司にされるものでしょうか。利用者や家族、関係業者などから評価されるものだろうと思います。 人事考課は外部からの評価ではなく社内での評価でした。ケアマネは一匹狼のような所があり、社内より、協力業者や他社の人の方をむいているようなときもあるので、ええ~と思ってしまいました。 会社での人事考課でとくに強調されていたのは社内での和と、協力、トップダウンの命令に従うことでした。 私は今まで、利用者本位として考えていたので、会社の命に反することになっても、介護保険を遵守し、利用者や家族の側に立って考えるという姿勢でした。 ちょっと綺麗事ですが・・。 そのぐらいの覚悟だったということです。 とにかく辞める人間ほど強い者はいません。 人事考課の評価が戻ってきたとき、笑ってシュレッダーにかけてしまいました。 とにかく事務仕事が増えるということはとても嫌なことだったと思いました。 さて、社内がスパイだらけ・・という環境は珍しくないかもしれません。 そのような中で、自分の立場を守り、味方を増やすにはどうしたらよいか。 その技は「微笑み返し」です。 だれでも会ったら、にっこり笑って自分から挨拶する。 何かしてもらったら、必ず「ありがとう」と微笑みながら言う。 これで「鬼のすみか」が住みやすくなります。1年は掛かりましたが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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