売れているけど社会現象にはならない「化物語」DVD(って買ったのBDだけど)
今年もあと2ヶ月ちょっとになってという話でつらつら行こうかとおもったけど、めんどいのでやめます。あきらっくの好きな作家さんに西尾維新(敬称略)がいまして最近はジャンPでマンガ原作なんかもしています。この作家さんの作品の中でも「化物語」というシリーズが好きなのでこっちでも何回かブックレビュー(?)を書いています。そんなえらそうなアレじゃないですけど。そんな「化物語」なんですが、今年の7月から10月までアニメ化されておりました。シャフト&新房監督でとってもいい感じにできておりまして、前評判的にはどうだったんだろってかんじですが、見事にヒットしました。このあたりは西尾維新のキャラクター作りとシャフト&新房監督の映像作りがうまいこといったのかなーって思っています。実際面白いし。脚本ないし。セリフまわしは作品そのままだし。先月にDVDが発売されました。化物語 第一巻 ひたぎクラブ(完全生産限定版)(BD)これがまた初動でのBD発売数の記録を達成してしまってあらすごい。DVDと合わせると5万枚は超える(た?)ヒットになりました。これって一部社会現象といわれた「けいおん!」よりもすごいんですよね。けど、あっちは社会現象だ!とか言われたのに、こっちは言われない。売り上げだけならこっちのほうが上なんですけどね。そこらへんをつらつら考えると、社会現象だといわれるためには作品以外のプラスアルファな事象が必要ということです。。「けいおん!」が社会現象と言われた理由の最初が「聖地巡礼」でしたが、それはほかの作品でもあったです。そこから作品内で登場人物が使っていたと思しきヘッドフォン(25,000円くらいするやつ)が売れたことが話題になって、そのあとに左利き用のベースをはじめとした楽器が売れるようになったというのがあります。キャラクターのアルバムがオリコンのウィークリーアルバムチャート1位っていうので最高潮に達したってかんじでしょうか。といっても、昔に比べたらCDなんて悲しいくらいに買われないものになってしまっていますので、そんなに神通力はないんですけどね。けど、最近CDとかを買わない人から見たらすごいってなるんでしょう。そう考えると、けいおん!の一般社会に対する親和性っていうのが社会現象といわれるにいたった大きな理由でしょう。ようは作品のおかげで作品に微妙にかぶっているだけで本来想定していなかった商品が売れるってことです。作品内にそういう商品がちりばめられているということでもあります。振り返って化物語で社会的な現象として取り上げられる可能性があるものというと・ホッチキス(使い方が凶器だから微妙)・MTB(某悪魔に瞬殺されたし)・スク水(売れたら犯罪だって)ってかんじです。うーん。ちょっと難しいなー。あ、ちなみにエヴァみたいに狙ってやる場合は別ですよ。