テーマ:■今日のシアワセ■(578)
カテゴリ:ささやかな倖せ
15日。 この日は、次義兄と社会人2年目の甥が日帰り帰省。 夫は出社、上の少年は高校バスケ部合宿参加で不在。 長義兄たちは13日の帰省であったため、総勢5名のささやかな盂蘭盆。 それでもあれこれ、おさんどんが待っている! 6時台の電車で出社する夫にお弁当をつくって見送り、 7時台の電車で広島に向かう上の少年の朝食を準備していると、 とんとんとん、階段を下りてくる上の少年の足音。 とん。 ザー 彼が1Fに着地すると同時に、それまでの曇天から土砂降りとなり、 彼の余りの雨男ぶりに、爆笑する。 「 なんでなん???? 」 情けなさそうな彼に、私は ひぃひぃおなかを抱えて 「 ほんまに。 君にはカンドーするわ。 おとうさんは、ちゃんとさっき、自転車で駅まで行っちゃったよ?? 」 「 友だちに有名な晴れ男がおるんぢゃけど、 僕と逢うときは、いっつも曇りになるんよ。 みんな、それを期待してるし。 。。。。中和されるんかね? 」 わはは。 自分が雨男であることを絶対認めようとしなかったものであるが、 度重なる不運に、ついに自覚も出て来たか? 駅まで少年を送りながら、 「 今日は終戦の日だから、12時には黙祷するんよ? 誰がしなくても、ね 」 「 わかっとるよー 」 にっこり笑って電車に向かう彼を見送り、 義母に頼まれていたアイスクリームやら隣県に持って帰って貰う手土産物をゲットし、 そのまま義母宅へ。 広島に就職した、瑛太そっくりのイケメン2年目社会人甥は、 相変わらず社会人のにおいが全くしない(笑)。 ( 子どもの頃からの夢だった )業種で学び、専従でき、 会社が楽しくて仕方がない、と言い、 愛車であるツーシーターの助手席に父親を乗せ、 今日はこのまま、会社の寮に帰るのだ、と言い、 逆方向へ帰る助手席に乗せて来た父親は、電車で帰るのだと言う。 幼き頃より、何処か社会を斜めから観てるような、 とらえどころのないような甥であったが、 こうしで活き活きと輝いた笑顔が眩しく、嬉しく。 また、何処も、子どもたち中心のイエになってしまっており、 何事も 親が我慢し、親が子どもたちの都合に合わせるのだなぁ、、と なんだか しみじみ。 従兄のぴっかぴかのカコいいツーシータに、 中古の極みなライフの下の少年は、さぞかし羨ましがるだろうと思いきや、 「 貧乏な僕には、燃費しか興味の対象にならん 」と のたまい、 にや、と笑って 従兄に、 「 このカコいい車に、カコいい僕がサインをしてあげやう 」 油性マジックを取り出したので、顔色を変えた従兄に追い掛けられる(笑)。 義父の墓参を済ませ、次義兄親子中心に楽しく昼食をとりながら、黙祷。 せめてこの日だけでも。 ちゃんと手をとめ、手を合わせ、頭を垂れて、 あの戦争で大切ないのちを喪われた方々の御霊を悼み、哀悼の誠を捧げ、 今 自分たちが生きて在れることに感謝し、 その分、私たち自身が しっかり平和を祈念し、守っていくことを きちんと形として表明し、誓いを積み重ねていこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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