ミカンの発芽を見るために葉を観察していたら、病害虫の加害の痕跡が残っていました。
3月23日ブログに紹介したカイヨウ病もそうでした。
その際、カイヨウ病にはエカキムシの加害が影響していることがみてとれました。
そのエカキムシに加害された葉はポツポツとみかけます。
(3月21日 20番エカキムシの加害跡)
エカキムシの跡というのは、ミカンハモクリガという蛾が飛んできて生み付けた卵がかえった幼虫が、表皮の下をはって食い荒らした跡です。
葉に残された跡は、ポツポツとあちこちに見かけます。
それだけなら冬場の寒さで死んでしまいますから、心配はないのですが、
3月23日に紹介したように、カイヨウ病が関連すると注意が必要でしょう。
伊予柑の幼木の葉や、新しく伸びる葉先によくつきやすい。美味しいのでしょう。
(枝先を加害された20番 3月21日)
新しい枝葉がエカキムシの好物のようです。
こんな枝は、剪定の時に切り取ったら良いかと思います。
加害がゼロということはなく、ある程度の加害はやむを得ないし、無視しても良しです。
次に気になる葉ですが、タンソ病の跡ではないかと思っていますが・・・。
(タンソ病の跡か、7番の葉)
葉の一部が土色に変色しています。
おそらくタンソ病ではないかと思っていますが、よくわかりません。
もしそうだとすると、これも菌によるもので、果実が木になっているうちに腐敗がおこります。みかんを貯蔵している時にもやはり腐敗をきたします。
こうした葉も、数は少ないものの、たまに見かけます。