みかんの木は、カミキリムシ退治の時期です
本日、6月23日、みかんの木にカミキリムシ退治のお化粧をしました。
みかんの木にとって、カミキリムシは気をつけなければならない害虫です。
これは、カミキリムシの幼虫が樹皮を食い荒らした結果です。
![009](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fart12.photozou.jp%2Fpub%2F529%2F236529%2Fphoto%2F140359205.v1340438384.jpg&b=4ce6f1e9e458175124a9a6d49bea6ba7)
樹皮の下に幼虫が住み着いて、樹皮を枯らしてしまいます。
禍害がさらに進むと、大きな枝の全体を枯らしてしまいます。
さらに進むと、木そのものを枯らしてしまいます。
この時期、6月から8月にかけて、カミキリムシの成虫が飛んできて、
みかんの木の基幹部分に卵をうみつけようとします。
それを防ぐために、「サッチューコート」を使うようにしています。
![015](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fart6.photozou.jp%2Fpub%2F529%2F236529%2Fphoto%2F140359109.v1340438344.jpg&b=95480a488b90b9b9fa206a7957db237d)
カミキリムシが卵をうみつけようと狙っているのは、木の基幹部分です。
地面から50センチくらいの所が狙われますから、そこに塗布するようにしています。
![014](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fart3.photozou.jp%2Fpub%2F529%2F236529%2Fphoto%2F140359167.v1340438362.jpg&b=dd76391b508f5ed605f8d38839f3ce86)
つぎの写真は、カミキリムシの禍害により、主枝を枯らされてしまった木です。
ほとんど、半身不随にさられてしまった木です。
![010](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fart22.photozou.jp%2Fpub%2F529%2F236529%2Fphoto%2F140359279.v1340438403.jpg&b=0b8a8f17fa72c2b8ab991f0912f5ecde)
主枝が枯らされて、半身不随の状態にされてしまいました。
今日は、成木のすべてに、この防虫剤を塗布したのですが。
この木を塗布するために、根周りの雑草を草刈していたら、
羽化してまもないカミキリムシの成虫をみつけました。
![016](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fart5.photozou.jp%2Fpub%2F529%2F236529%2Fphoto%2F140359324.v1340438424.jpg&b=161a7c38d5e475842a4d8e6000819f4d)
「ドン、ピシャリ」
カミキリムシの成虫の禍害を防ぐための、今日の作業でしたが、
やはり、タイミングがガッチリとあっていたようです。
雨滴も残っていて、草はびっしょり濡れているわけですから、
そんな中で、ペタペタと基幹に塗布してまわるのは、
相手のいない、空をきるような作業のようにも感じ無くはなかったのですが、
途中で、「今日はこのぐらいにしておこうか・・・」と、打ち切りもかすめたのですが、
この敵対者の一匹を発見してから、そうした気分は吹き飛びました。
見つけたのは一匹ですが、他にも同様に何匹も動き出しているということです。
この一匹のおかげで、すべての成木の塗布を、二時間で片付けることができました。
もちろん防虫剤の基幹塗布だけで、カミキリムシの飛来を防ぎきれるわけではありません。
これからの時期、さらに監視しを強めて、木が枯らされないようにしていかなければなりません。
もし枯らされると、苗木を植えて、いっぱしに生産性を回復するには、
おおよそ10数年はかかりますから、当方の管理できる時間をこえてしまいます。
みかん園を維持するためには、カミキリムシ退治は必須の課題になっています。