みかんの木は、カミキリムシ退治の時期です
本日、6月23日、みかんの木にカミキリムシ退治のお化粧をしました。
みかんの木にとって、カミキリムシは気をつけなければならない害虫です。
これは、カミキリムシの幼虫が樹皮を食い荒らした結果です。
樹皮の下に幼虫が住み着いて、樹皮を枯らしてしまいます。
禍害がさらに進むと、大きな枝の全体を枯らしてしまいます。
さらに進むと、木そのものを枯らしてしまいます。
この時期、6月から8月にかけて、カミキリムシの成虫が飛んできて、
みかんの木の基幹部分に卵をうみつけようとします。
それを防ぐために、「サッチューコート」を使うようにしています。
カミキリムシが卵をうみつけようと狙っているのは、木の基幹部分です。
地面から50センチくらいの所が狙われますから、そこに塗布するようにしています。
つぎの写真は、カミキリムシの禍害により、主枝を枯らされてしまった木です。
ほとんど、半身不随にさられてしまった木です。
主枝が枯らされて、半身不随の状態にされてしまいました。
今日は、成木のすべてに、この防虫剤を塗布したのですが。
この木を塗布するために、根周りの雑草を草刈していたら、
羽化してまもないカミキリムシの成虫をみつけました。
「ドン、ピシャリ」
カミキリムシの成虫の禍害を防ぐための、今日の作業でしたが、
やはり、タイミングがガッチリとあっていたようです。
雨滴も残っていて、草はびっしょり濡れているわけですから、
そんな中で、ペタペタと基幹に塗布してまわるのは、
相手のいない、空をきるような作業のようにも感じ無くはなかったのですが、
途中で、「今日はこのぐらいにしておこうか・・・」と、打ち切りもかすめたのですが、
この敵対者の一匹を発見してから、そうした気分は吹き飛びました。
見つけたのは一匹ですが、他にも同様に何匹も動き出しているということです。
この一匹のおかげで、すべての成木の塗布を、二時間で片付けることができました。
もちろん防虫剤の基幹塗布だけで、カミキリムシの飛来を防ぎきれるわけではありません。
これからの時期、さらに監視しを強めて、木が枯らされないようにしていかなければなりません。
もし枯らされると、苗木を植えて、いっぱしに生産性を回復するには、
おおよそ10数年はかかりますから、当方の管理できる時間をこえてしまいます。
みかん園を維持するためには、カミキリムシ退治は必須の課題になっています。