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みかんの木を育てる-四季の変化

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2014年09月10日
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カテゴリ:チョットひと旅

『源氏物語』の野宮神社をみてきました(京都行 その2

京都の宿に集合した時に、本番の行程レジメが配布されました。
藪から棒でしたが、その中に、野宮(ののみや)神社が加えられていました。
『源氏物語』を学べる、一つの場所です。

当方、『源氏物語』は与謝野晶子訳と谷崎潤一郎訳で、だいぶ以前に読んだことはありましたが、
ただ目を通しただけですから、個々の話は今やまったくの記憶の彼方でした。
帰ってから確かめてみると、巻二の賢木
(さかき)、榊には、野宮(ののみや)神社が出てきました。

二日目の9
8日は、朝一番で嵐山と渡月橋を散策して、その後、野宮神社に行ってきました。

 

写真: DSCN2157


シンボルの小柴垣と、黒木の鳥居が、歴史を越えて維持されていました。
場所は都のはずれ、嵯峨野のうら寂しい、小さな禊の神社というものを見れました。
 

長編の『源氏物語』は、ほとんどの中味は忘れちゃってます。
この野宮神社は、確かに源氏と御息所との舞台になっていました。
9
7日に光源氏が、娘について伊勢に下る御息所(かつての愛人)を訪ねたんですね。

 

写真: DSCN2162 

 

そのいきさつが解説されてました。
詳しい心のやり取りは、原本に当たるしかありません。

 

すくなくとも、現地を歩いてみての印象です。
「嵯峨野という場所が、京のはずれの人里離れた所だということ」、「野宮神社は、竹林の林の奥にある、小柴垣に囲まれた、いたって小さな神社であること」「派手な朱色の鳥居ではなく、質素な黒木の鳥居の神社であること」「源氏が訪ねたのは
97日だったそうですが、我々が訪ねたのも9月8日で、ほぼ同じころでした。(新暦と、旧暦の違いがありますが)」

現地を歩いたときは、そうしたことは知る由もなく、帰ってから分かったことですが。

京都の神社仏閣は、前回の二条城が示すように大規模で、時の権勢のシンボルが観光名所です。

それに対して、野宮神社は小さく質素なものでした。落差が大きかった。

これがその 本殿です。

 

 写真: DSCN2160


そのわきにあった説明書きです。


写真: DSCN2158

 

嵯峨野のへんぴな場所にあり、いたって質素な社だったのが印象的でした。
もちろん当時は、もっと神社も立派だったとは思いますが。

境内は箱庭でした。その脇には、つるつるになった石がありました。
この岩をさわって祈れば、願い事がかなうとのことです。

写真: DSCN2159

願いをもったどれだけの人がなぜたでしょうか。
『源氏物語』にはこの石はありませんから、その後のアイディアでしょう。

願い事はいっぱいあるようで、石はテカテカに磨かれちゃっていました。

写真: DSCN2163 

 

人里離れた嵯峨野の散策は、貴重な体験でした。
あらためて『源氏物語』を、全体は無理でも、せめて巻二の「賢木」だけでも、
今回の様子からして、読み返してみる必要を感じさせられました。






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Last updated  2014年09月10日 19時19分30秒
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