『大論理学』のビッグプレゼント
当方は、ヘーゲルの『大論理学』について、以前にブログで学習発信したことがあります。
2021年3月9日から、同10月15日まで、計38回の学習発信をしたんですが。
今回、日本福祉大学名誉教授・福田静夫先生の「ヘーゲルを読む会」から大きなプレゼントが届きました。
私などは知らなかったんですが、この「ヘーゲル学習会」では、今進行中の『法の哲学』学習の前に、『大論理学』を学習していたんですね。
2012年7月の第122回から、2016年5月8日の第191回まで、だったとのことですが、
『大論理学』の全三巻を学習していたんですね。
その学習会の録音USBを、今回プレゼントしていただいたんです。
おそらく70回分ですから、×3時間としても、210時間はあるわけですが。
以前、私が学習した時は、まったくの素人の手探りによる学習発信でしたから、
反応はほとんど無し。
達磨大師じゃないけれど、壁に向かって対話するような具合だったんです。
この時は、50年前の学生時代の旧友の1,2人から感想が寄せられるだけで、
それだけが限られた議論で、それ以外は、まったくの馬耳東風だったんですね。
直面した疑問や理解の是非などは、質疑しようがなし。
自己問答で解決するしか、ほとんどすべが無かったんです。
当然、勝手な苦し紛れの自己流の解釈にとどまらざるを得なかったわけです。
それでも、とにかく第三巻の絶対理念のおわりまで発信したんですが。
ところが、今度は違います。
今回とどいた「ヘーゲル学習会」の『大論理学』学習ですが、
その録音USBを聞くことで、私などの理解と「突き合わせる」といったら、たいへんおこがましいんですが。
福田静夫先生をはじめとして、長年ヘーゲルを研究してきた方たちによる理解ですが、原書を読み解きながら学習されているんですね。それだけでも天と地の差です。
そうした人たちの学習を、講義録音によって聞くことが出来るんですから。
これは、じつに大きな、すばらしいプレゼントだと思っています。
したがって、はじめて具体的な会話が出来るというわけです。
これから、ここでも、私などの新しい・楽しい旅が始まりだすということです。