ジルバップ ZILBA'P 救出! CF-6500 SONY
近所のゴミ捨て場でジルバップが捨てられていたので拾ってきました。もとい、保護・救出してきました。・・・・・・・台所の換気扇のように油でべっとり。触るとにちゃにちゃする状態です。まさか・・・・こんな形で再会することになろうとは・・・・・感無量と言って良いでしょう。(ToT)ウルルンジルバップ と言っても知らない方がほとんどでしょうから軽く説明しますと昔一世を風靡したラジカセということになります。軽く調べてみたらsony CF-6500昭和52年発売。定価57,800円。なんと、43年前の代物です。(^-^;いやぁ、欲しかったんだよなぁ。コレ。当時は、ラジカセブームの真っ最中。ラジオにテープレコーダーが一体化したラジカセが発売されてからというもの一大ブームが巻き起こり、どんどん高性能化が進んでいた時期でした。音質も重視され、モノラルラジカセだというのに、20cmのスピーカーや高音、低音、中音をそれぞれ専用のスピーカーで再生する3ウエイスピーカーシステムなど各社がしのぎを削っておりました。そんな中、突如として発売されたのがSONY ジルバップだったのです。当時はオーディオブームという事もあって高性能なオーディオ機器は多く販売されていましたがそれは、大人の高額な趣味という感じで中高生の手の届くものではありませんでした。中高生はもっぱらラジカセで楽しでいたものです。そんな中発売されたジルバップは高級オーディオをラジカセという形で表現し中高生の心を鷲掴みにしたものです。16cmウーハーの2ウェイシステムやワウ・フラッター(回転むら)が0.05%程度の高性能メカ等ラジカセの形をしていても中身は高級オーディオが詰まっているのは明らかだったのです。しかし・・・・当時の値段で57,800円・・・・・物価を考えると、今の感覚だと10万円以上です。こんなもの買ってもらえる訳もなく、電気店に入り浸って指を加えて見ているだけだったのです。・・・・・・・・・・そのジルバップがゴミ捨て場に・・・・・・ついつい救出してしまったという訳なのです。ま、とりあえず、動作チェックしてみました。なんと、ラジオは普通に鳴ります。アンテナも折れてない。LINE INも生きています。カセット部はリールの軸がゆるゆると回転しますのでモーターは生きているっぽい。以上、外観が非常に悪かったのですが中身はそれほど酷くはないようです。気になる点というと、音が少々小さい。おそらくアンプ回路のコンデンサやトランジスタが経年劣化していると思われます。せめてコンデンサだけでも全交換すればかなり調子が戻るかもしれません。ってな訳でついに手に入った憧れのジルバップ。暇を見つけてちまちま整備していきたいと思います。はたして直るかな???(^-^;