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カテゴリ:小説・ノベル
本作の前情報は全く無かったのですが、本屋さんでたまたま見つけました。
その時はそのまま帰ったのですが、後日気になって再び訪れ(その本屋さん地味に遠い)買いました。 思えばホラー系の作品との出会いはこうしたパターンが多いように思います。 ![]() 【中古】 呪い遊び /Saori【著】 【中古】afb 【あらすじ】 海老原 咲夜(えびはら さくや)はごく普通の大学生。 親友の棗(なつめ)とその妹聖(ひじり)との他愛ない学生生活を送っていました。 そんな中、学校界隈で不審な殺人事件が連続して起きます。 それはどれも「加害者はすでに死んでいる」のです。 死人が殺しにくる殺人事件。それは怨みの連鎖、呪い遊びの始まりだったのです。 【サカナ男爵、ケータイ小説に戸惑う】 本作はケータイ小説で有名な作品なのだそうですね。 吾輩ケータイ小説は初めて読むので、色々と戸惑いました。 まず文章が横書きでびっくりしました。 まあなろうやpixivも普通に横書きなので驚くことはないのですが、紙媒体で横書きというのは驚きました。 そして状況や人物の描写がかなり少ないですね。 なので「今、どこ?」「このセリフ言ってるの誰?」「この人こんなキャラだっけ?」など、中々状況がつかめませんでした。 内容は好みが分かれるところかなと思います。 主人公たちへの感情移入が進まないまま物語が温まって行くので、取り残され感がありました。 呪いの連鎖を止めるためとはいえ、主人公たちがそこまでしなくちゃいけないのかなと思いました。 主人公たちが呪いに対してもっと直接的に関係があると分かりやすいのかなと感じました。 【ケータイ小説は新しいジャンルとなるか】 気になってネットで調べてみたところ、ケータイ小説については色々議論がなされていたようですね。 各人が好き勝手なこと言っていましたが、面白い話も書いてありました。 細かい描写を抑え、セリフが多めなのがケータイ小説の特徴なのだそうです。文学と漫画の中間といった感じなのでしょうか。 またキャラクターを中心にしたものがライトノベルで、プロットを中心にしたものがケータイ小説だという話もありました。 読んでいて「まだまだキャラとか設定とか掘り下げられるんじゃないかな~」と感じていましたが、なるほどプロットとは。 まだ研磨や整形をしていない、宝石の原石を見ているといえばしっくり行くかもしれません。 とはいえさらっと読めるのは魅力だと思います。 やれキャラが立ってるとか、やれ重厚なストーリーだとか細かいことは気にせず、のどごしを楽しむと良いのかもしれません。 【関連作品】 次回作「死の薬」です。 紹介記事はこちら。 ![]() 【中古】 死の薬 /Saori【著】 【中古】afb 3作目「まじない」です。 紹介記事はこちら。 ![]() 【中古】 まじない /Saori【著】 【中古】afb よかったらクリックお願いします。 ![]() にほんブログ村 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.07.29 20:28:48
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