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カテゴリ:BL小説
携帯で書いていると、文字数制限がきついなぁ
![]() 「束縛は罪深い優しさで」 高尾理一先生 ムービック ![]() 高校時代から恋人同士の友衛と圭吾でしたが、社長令息である圭吾の傲慢さと勝手に友衛の職場を自分の会社に決めたりと、束縛の激しさに疲れはてる度に、友衛は別れたいと逃げ出しますが、連れ戻されてしまいます。二回目の逃走失敗後、ついには寝室に鎖で繋がれてしまい…。 …大好物な監禁物です(苦笑) でもこのお話も、なんていうんでしょう? 大事件は無いのですけど、攻めキャラの圭吾の束縛の強さの自覚と、友衛が側にいなくては生きていけないのに、どうして友衛は逃げるのか、逃げるから信用出来なくて閉じ込めてしまう悪循環への葛藤や、 友衛も友衛で、束縛にうんざりしても恋人として圭吾に愛情がある為、自分の人格を認めて欲しい気持ちと、そこまで想われることの甘い気持ちがあって内心は捕まえにきてくれると、どこかで思ってるので、どっちもどっちなんですよね(苦笑) でもお互い社会人の歳なので、社長業の圭吾と囲われている様で我慢できない友衛のやりとりが男性同士、恋人って感じなんです。 いっそ「妻」みたいに家にいて欲しい圭吾と、仕事もさせてもらえなくて閉じ込められる自分にたえられない友衛とか 圭吾が、友人と夕食を食べてながらも、自分は美味い物を食べているのに、繋がれているから圭吾の帰りを待つしかない友衛を哀れんだり。 お互い高校時代からの恋人同士で、愛情はあるので、物語は監禁物ですが悲痛じゃないんです(いや、友衛は嫌だろうけど ![]() 度々逃げたから信用できないんだ、と繋がれてる友衛も解っていて、すれ違いが切なくて、疲れて帰ってきた圭吾を、膝枕して甘やかしたり。 何度もの逃走期間も、友衛の場所を把握していても、リフレッシュの時間が必要だと、わざとすぐに捕まえなかったり。 束縛は強くても、普通の恋人同士の悩みや葛藤、お互い愛情があるけど「愛情」への考えのすれ違いから、監禁があるので、読んでてストーリーに無理の無いお話なんです。 よくあるじゃないですか…トンデモ設定の本とか(苦笑) ラストもハッピーエンドです♪ またすれ違いから友衛は逃げるのですが、圭吾も権力も愛情も押しつけるだけで相手を思いやれない事に反省し、家に戻ってきて欲しいと強制では無く、頼む圭吾に友衛は愛情と思いやりを見つけ、あまあまエンドに ![]() 好きな一冊です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.03 22:12:26
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