カテゴリ:妊娠日記
先週始まった『出産の為の学級』だが、先週の講義があまりにも退屈だった事から今朝は学校に行くのが憂鬱で仕方なかった。
それでも今日は助産婦さんに 「動きやすい格好で来るように。それから床に引くマットも持っている人は持ってきて、持っていない人は厚手のタオルか敷物を持って来てね。」 と言われていたのできっと身体を動かすことをするのだろう、と気を取り直して学校に向かった。 今日の授業は先ず全員にマットレスを床に引かせ、その上をゆっくりと自由に歩く事から始まった。 歩く事を慣れると 「はい、今度はもーっとゆっくり歩きますよ。先ず足の踵を床につけて~、ゆっくり足を下ろしていきます」 と言う助産婦さんの号令と共に、ゆっくりゆっくりと足の筋肉をほぐして行く。 その後は足の踵やつま先だけの歩行練習、そして上体を前に倒しながら歩行、逆に反り返った状態での歩行など全ての歩行練習はお腹を下から持ち上げながら行なわれた。 一連の歩行練習が終わると、壁に向かって腰や足の筋肉を伸ばす練習、そしてペアになり、それぞれの好きな動きを双方で真似し、 「その後は二人で会話を楽しんでくださ~い。」 と言う、ペアを変えながらおしゃべりをわざわざさせるお喋り好きのイタリアらしい時間もあった。 そして、一番最後に『待ちに待っていた呼吸法』の時間がやって来た。 それぞれマットレスの上に楽な姿勢で座らせられ、 「鼻から思い切り深く息を吸って、そして口からすこ~しずつ、ゆ~っくり吐いてくださ~い。」 と言う指示に従いながら、何度も何度も呼吸の練習をする。 実は1ヶ月前に、夜眠る時になると突然呼吸困難に陥っていた私は『一体なんでなんだろうか?』と不思議に思っていたのだが、ようやく謎が解明した。 助産婦さんの話では、女性は胸骨(喉の下辺り)で呼吸をするのだが、男性はそれよりも下で呼吸をするので、女性の方が息が詰まりやすいのだそうだ。それが私の場合は妊娠中により極端に出たのではないか?と思う。 そういう話を聞くと、昨年手術をした時に麻酔が切れた後で呼吸困難に陥りパニックになった私は、同じようなことが出産中も起こるのではないか?と言う不安も出てきた。 この呼吸法は出産時に置いて一番大切な授業なので、今後10月半ばで学校が終わるまで毎回繰り返されるらしい。 昨日実家の母からプレゼントのマタニテイ服が届いた。 そこに新聞も入っており、「マタニテイ・ヨガ」についての記事が書いてあった。 ヨガは心身共にリラックスをしながら身体を動かし、出産時にもヨガの体位で陣痛を乗り越える人が多いらしい。 イタリアでは妊娠中のスポーツは、ヨガよりも水泳や散歩をしている人が多いのだが、いずれにしろ身体を動かす事は今後益々体重増加に気をつけなければいけない時期に入るので、必要になって来るだろう。 そういった意味では、普段自宅に居るばかりで、出かける時にもすぐに車を使ってしまう私には今日の様なジム的な授業がとても有難い。 ジム授業の後は例により退屈な講義と変わったが、身体を動かし、ママ友と知り合いお喋りをする事は妊娠生活の彩りになっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/07 12:29:27 AM
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