テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:日常
(手袋が必要な季節になりました) イタリアは狩り解禁の季節になった。 ダーリンのパパは毎年のごとく火曜日からトスカーナ州へでかけている。 鉄砲こそ撃たないが、狩りチームのメンバーとして『いのしし』をしとめに出かけたのだ。 パパは来週の月曜日に戻って来るが、留守の間ダーリンのマンマは1人で生活をしている。 イタリア人と言う人種は常に団体行動、大勢で居ることを好み、特に食事をするときには1人で食べることに異常に寂しさを感じるらしい。 よって1人で食事をしなければいけないとわかると、『かわいそうに』と思われ『うちに食べに来ない?』と気を遣って呼ばれることになる。 1人暮らしが長かった私は1人で食事をすることに何の抵抗もなく、かえって簡単に済ますことができるのでその方が気が楽~、などと思っているのだが、すでにイタリア生活が5年に入った今、こうした習慣が知らぬ間に体に染み付いてしまったらしい。 「あなたのマンマ、1人なの?・・・かわいそうだから食事に招待しようか?」 かくして、今日はマンマが私達の家に昼食を食べにやってくることになった。 さて、イタリアに来たての頃は人を招待して食事をもてなすことに全く不慣れな私だったが、これも年月が成せる業、最近は特に緊張することなく前菜からデザートまでのコースを作ることができるようになった。 そうは言ってもそれは子どもが産まれる前までのこと。 11ヶ月の赤ん坊を抱える現在は、1人でコース料理を作ることはなかなか難しく、最近はダーリンに何かしら一品や二品を助けてもらっている。 それよりも人を招待する上で何よりも私を焦らせることは、なんと言っても『掃除』である。 私達夫婦だけのときには外にでかけている時間が多かった事から、特にこまめに掃除をする必要はなかったのだが、娘のまーやが産まれて以来、家の中は汚れていく一方である。 それでも、まだまーやが横になって寝ていた頃はホコリが立つこともなかったが、いたずら盛りの今では5秒前に掃除をしたばかりの床がもうクッキーの食べかすだらけになっていることがざらで時には泣きたくなってしまう。 床の汚れが一番目立つので、『床、床、きれいにしないと』と床ばかり掃除をしていると、棚や窓の掃除まで到底手が回らない。 ダーリンの実家をはじめ、イタリア人のどこの家を突然訪問しても家の中は整然と片付いており、窓もぴかぴか、カーテンも真っ白で『すごいなあ。』と感心してしまう。 私などはカーテンを年に1、2回洗えばいい方なのだが、そんなことを言ったら白い目で見られてしまいそうなので内緒にしている。(窓だけはこまめに拭いている) 毎日掃除をしていてもまーやが歩く後からどんどん散らかっていく我が家にダーリンのマンマを招待し、家族と言えどもやはり家をぴかぴかに見せたいと思い、カーテンは昨日のうちにダーリンが洗濯をした。 残りの掃除は今日の午前中にまーやをダーリンのマンマに預けて、徹底的にきれいにした。 お昼を迎える頃には台所から美味しそうな匂いが立ちこめ、家中がすがすがしく感じられた。 やはり家の中がぴかぴかと言うのは本当に気持ちがいいものだ。 子どもがいる限り『散らかり』はつきものだとは思うが、イタリア人主婦を見習って掃除上手になりたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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