テーマ:海外生活(7789)
カテゴリ:0歳日記(まーや編)
![]() (朝ダーリンが散歩に行った時に写した池の写真) 日本に到着をしてから5日が過ぎたが、いまだ娘のまーやの時差ぼけが取れない。 11ヶ月の赤ちゃんに、いきなり8時間ずれた時間を合わせよう、と言うのが無理な相談なのかも知れないが、始終眠たそうにし、無理やり起こした時には丸に横棒を引いた漫画の目が描けそうなぐらいに腫れぼったい目をしている。 そしてそれに加え、今までに無いほど食欲がない。 イタリアにいた時には大人のお皿分をお代わりしていたほど何でも食べていたのに、日本に到着した途端にスプーンで口に運んだ数を数えられる位しか食べなくなった。 イタリア料理中心の離乳食から、ご飯食中心の離乳食に変わった為なのかなあ、とも思ったがイタリアにいた頃も雑炊やうどん、白米をそのままあげ食べてくれていたのでそれ以外の何かが問題なのだろう。 『郷に入れば郷に従え』をモットーにしている私は、イタリアから日本に出発する時に普段まーやに与えている子供用パスタを持って行くべきか迷ったが結局荷物の中に入れなかった。 日本に行ったらイタリアにはない食材がたくさんある上、その土地にある食べ物を食べさせるのも大事だと思ったからである。 しかしその決心もこの5日間で崩れ去り、今日のお昼は久々にパスタを作ることにした。 トマトをぐつぐつ煮てトマトソースを作り、スパゲティをゆでた後小さく切って食べやすくし、ソースをかけ、上にイタリアから持って来たパルメザンチーズをかけた。 お皿に盛ってテーブルについているまーやの前に出したところ、手を振って大喜びである。 食べている最中も嬉しさに興奮してニコニコし、結局一皿全部自分で食べてしまった。 「やっぱりまーやはイタリア人なんだよー。」 と嬉しそうに言うダーリン。 イタリア料理にしろ、なんにしろようやく量を食べてくれたので、母の私としてはほっとひと安心だったが、今後まだまだ長い時間日本に滞在することを考えると少しずつでも和食に慣らして行きたい、と夕飯は納豆ごはんをあげることにした。 何を隠そう私は大の納豆好き。 そしてダーリンは大の納豆嫌いである。 子供と言うのは親の姿を見て、真似て大きくなっていくもので、食べ物の好き嫌いも親を真似る可能性があると聞いている。 イタリア人の友人などは、 「わざと子供の前で、”ケーキ嫌いだなー”って言ってたら甘いものを食べなくなるかもね。」 なんて言う冗談を言っていたが、あながち冗談とは言えないだろう。 そうした訳で今日の夕食、納豆ごはんとイカと大根の煮物、かぼちゃの煮物を用意した私に向かってダーリンは、 「・・・僕は今日MAYAに夕飯はあげられないからね。(納豆の匂いが苦手)」 と言った。 それを聞いて『よし!』と納豆好きの私としては好きな食べ物をまーやも好きになってくれたら、と願いながら納豆ご飯をあげ始めた。 一口、二口、三口・・・口を大きく開けて食べている! よしよしこの調子、と大根も小さく切ってあげたところむしゃむしゃ食べていたが、次第にペースが落ちてきた。 そしてとうとう食べ遊びが始まり、最後にはなんと食べたくなくて大泣きをする始末。 「・・・そんなに、そんなに納豆を食べたくないの?そんなに納豆が嫌い?」 と肩を落としてまーやに問いかける私に、ダーリンは 「僕は嫌な顔を見せなかったよ。やっぱり彼女はイタリア人なんだよなー。」と嬉しそうだ。 まあ今日はメニューがあまりにも大人向けで渋すぎたかも知れない、と反省する私。 最近、卒乳をしたばかりでご飯からの栄養が大事になってくる時期なのにこの調子では栄養失調になってしまわないか、と心配だ。 時差ぼけのせいか、それとも土地が変わったせいか・・・いずれにしろ早く元の食欲が戻りますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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