テーマ:海外生活(7776)
カテゴリ:旅行
(まーや、カーネルおじさんを見て喜びこの後なにやら話しかけていた) 先日、日本の知り合いに会ったときに 「カルチャーショックある?どんな時に感じたの?」と聞かれた。 その時はまだ頭がぼーっとしていて、感じていたカルチャーショックを上手く説明できなかったのだが、実は日本に到着してからいろいろとカルチャーショックを感じている。 カルチャーショックの一番目はやはりなんと言っても日本の『スピードの速さ』だろう。 この場合のスピードは『人々の歩くスピード』から『お店での店員の対応』まで様々な場面で目にしている。 イタリアから日本に到着をし、空港でこんなことがあった。 空港から実家の最寄までバスに乗ろうと切符売り場に行くと、バスの出発まで後7分だと言う。 荷物を減らすためにスーツケースを送ってしまいたい、そしてイタリアの実家にも電話をしたいけれど、7分で出来るだろうか・・・と懸念をしながらも日本の家族に早く会いたい為に切符を買ってしまう。 電話を探しながら当てもなく歩いていたところ、運良く宅配サービスにたどり着いた。 バス出発まで残り5分。 もしここがイタリアならば、私達はこのままスーツケースを送らずにバス乗り場に急いでいた事だろう。 でもここは日本。念のため、そこで呼び込みをしている係員に聞いて見た。 「バス出発まで後数分なんですけど、手続きはすぐに出来ますか?」 「あ、問題ないですよ~。○○さーん、急ぎでお願い。」 ○○さんが「はい」と返事をしたかと思ったら、なんと1分で手続きを終えてしまった。 すごい!普段イタリアでノロノロサービスを見慣れていた私達にはこの速さが神業に見えた事は言うまでもない。 こうして日本人のてきぱきしたスピードに感心した私だったが、日にちが経つに連れ逆にそのスピードの速さが気になってきた。 スーパーのレジに並ぶとほんの数人後ろに並んだだけですぐに横の新しいレジが開き、お待たせしたら申しわけないと言う気持ちがいっぱいに見える。 イタリアのスーパーのレジで、長蛇の列の後ろにつきながら手持ちぶたさに前に並んでいる人のかごの中身を見て『今日の夕飯はあれかなあ』と想像する時間が日本には全くない。 そのスピードに加えてショックを受けたことは日常生活に置いて『機械音』が多いこと。 さすが電子機器が進んでいる日本だ、と思う。 ある時にショッピングモールの食べ物店が集まっているテラスに行ったところ、長崎ちゃんぽんを注文した私達に店員が 「このカードを持ってくださいね。出来上がりましたら鳴りますから~。」と言った。 これも待たせないための考慮だろうが、食事が出来上がると各テーブルから 「ピーピー」 機械音が鳴り響き、ちょっとした落ち着かなさを感じた。 15年もヨーロッパに住んでいればたまに帰る故郷でいろいろと違和感を感じるものだ。 「え?なんですって?」 相手の話す日本語がよく理解できずに何度も「え?」を繰り返す私の方こそ、相手からエイリアンに見えているのかも知れないけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅行] カテゴリの最新記事
|
|