カテゴリ:1歳日記(まーや編)
![]() (お風呂上りにご機嫌なショット。少し鼻が出ています。) 日本からイタリアに戻って10日が過ぎた今、私の体力は限界に近づいている。 帰った直後から1歳の娘まーやの夜泣きが始まった。 日本では夜中に起きても1回か2回程度で、それも水を飲んではすぐにすやすや眠ってしまっていたことから、イタリアに戻ってこんなに頻繁に起きるのは『時差ぼけ』が原因だろうと思っていた。 友人から 「時差ぼけは2,3日でなおる」 と聞いていたので、すぐに朝まで熟睡するようになるだろうと楽観視していたのが甘かった。 日にちが経つにつれ夜泣きがなくなるどころか、1時間置きに泣いては起きる夜が続き、挙句は日中も泣いては抱っこをせがむことが多くなった。 夜泣きで1時間置きに起きるときには体力的に持たない事から、私とダーリンが交代で子ども部屋まであやしに行く。 冬の夜に睡眠を妨げられて1人冷たい床を歩くことは拷問に近い。 夜だけならともかく日中もこんなにぐずりが多く泣いてばかりいるのはどこかおかしいんじゃないだろうか? と思い始めた頃、ようやくなぜこんなにまーやが泣いているのかがわかった。 原因は『歯』。 日本に居た頃、上の歯が生え揃ってきているなあとは感じていたが、一体何本生えているのかきちんとチェックしていなかった。 それがイタリアに戻ると同時に急ににょきにょきと生えてきたらしい。 日本ではどう話されているかわからないが、イタリアでは 『子どもの歯が生えてくる頃、歯の痛みと痒さから泣くことが多くなる』 と言われている。 歯の痛みと痒さを防ぐために蜂蜜入りの塗り薬や冷やして口に入れるぶつぶつがついたゴム製のおもちゃ等も販売されており、我が家でも常備している。 私にはその痛みは想像できないのだが、まーやに取ってその痒さと痛みは相当のようでとにかく始終何かを口に入れては歯茎を擦り、思い出しては泣くと言うことを繰り返していた。 家の中に私と2人でいる時には私の後ろばかりついて歩き、抱っこばかりをせがまれる。 私の体調が絶好調の時ならば、 「抱っこぐらいいくらでも!」 と言えるのだが、如何せん現在妊娠中の為私の体力も心もとない。 唯一彼女が元気になるのは外にでた時だけなので、これまたナイ体力を振り絞って午前中と午後に外に連れ出すのだが、その辛いこと。 一昨日の夜中は、なんと10分置きに泣いては起こされることが続きさすがのダーリンと私は参ってしまった。 ある夜、ダーリンは外に友人と夕食に出かけ、1人残された事があった。 まだ夜も少し更けた頃いつもの泣き声が子ども部屋から聞こえ、駆けつけた私は 「おんおん」 泣いているまーやを見つめているうちに、気がつくと自分も 「おんおん」 一緒に泣いていた。 子育てって何て大変なんだろう。 何が起きるか予想できないチビッ子を抱え、そしてお腹に赤ちゃんを抱え、・・・それでもまーやの明るい笑顔を見たいから母はがんばらねば、と今日も誓う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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