カテゴリ:健康
(昼間、窓から見た雪景色。今もまだ降り続いています。寒い!) 一難去ってまた一難。 先週ようやく家族4人が健康になったと思ったのに、今度は私がひどいウィルスにかかり寝込んでしまった。 土曜日から寝込み始め、39度近い高熱がエスカレーターのように上がったり下がったりしながら、3日間続いた。 熱がある間は、寒気と体中の痛みに苦しみ、陣痛の再来かと思うぐらいの痛みを経験した。 そしてようやく熱が下がった4日目「なーんだ、げんきじゃん。」と意外なる自分の元気さに驚きながら、3日間ほったらかしにしていた台所の掃除をちょっとしたら、翌日体調が見事に再下降。(体調が悪化したのは掃除をしたからではありませぬ) 今度は上半身全体を覆う頭痛である。 やっかいなのがこの頭痛、いつ痛みが来るのかさっぱりわからない。 5分後に来るのか、10分後に来るのか、予想がつかないけれど、突然「ずきーん!」と後頭部をハンマーで殴られたような痛みがやって来る。 あまりの痛さにその瞬間は硬直してしまい、それが頻繁になるともう起きてはいられない。 加えて手足の痺れもあった。 土曜日からベッドから起き上がることができずにいた「5日間」、あまりにも体調が辛い時に「遺書でも書こうかな」と思ったことがあった。 (思った後で、イタリア語で書かなくては夫がわからない事に気づき、やっぱりやめた。) 普段病気になっても本を放さない活字中毒の私が、今回だけは「本は一切読みたくない。音楽も聴きたくない。なーんにもしたくない。」と、ベッドに横になっている間はただひたすら天井をにらんでいるか、何も考えずに寝ていた。 そんな私を見て辛さがわかるんだろう。 長女が時々私の様子を見に来ては「ママ、だいじょうぶ?何か欲しいものがあったら呼んでね。」 と言いながら、唯一口に入れることができた紅茶を運んで来てくれたり、毛布をもう一枚かけてくれたり、女の子らしくまめまめと世話をしてくれたのは嬉しかった。 そしてその2秒後・・・ 私の体の上に「やあ~!」と飛び乗る長男。(ドスッ!「ウッ・・。」) 「ママー、一緒に遊ぼうよー。」と言う彼に、どう説明しても病気だから一緒に遊べない(ウルトラマンごっこはできない)とわかってもらえない。 そのうち、何やらいや~な雰囲気がしてきたと思うと「Io taglio col coltello la tua testa!(ナイフで頭を切るぞ!)」と言う声が! いやー怖かった。 最近暴力的行動が多い彼が、本物の包丁を持ってきて、私の頭を切ったらどうしようと思ったものの、高熱で体が動かないので確かめる術もなく、ただひたすら「親殺しになりませんように」と願う私。 「母親高熱のため動けずに、遊んでいた長男より包丁で頭を切られ殺害される」 なんてシャレにもならない。 結局持ってきたのは、おもちゃだったので、長男は親殺しにならずにすみました。 それにしても、子供の声ってうるさいものだなあ~、と今回改めて実感した。 普段は自分の子供達の声をそう意識して「うるさい」と感じたことはないのだが、具合が悪くなって初めて子供達の騒ぎ声や泣き声が頭に響き「騒音だな」と感じた。 丁度地理の授業で「公害」について習っていて、その公害の一つに「騒音」がある。 騒音には交通機関の音から、近所の騒音など色々と種類があるのだが、最終的に騒音の感じ方は人それぞれなので、対策が難しいようだ。 我が家の子供達は日頃から足音もうるさく、朝早くから夜まで騒いでいるので、さぞかし近所迷惑になっているのではないだろうか。 こんな事をゆっくり考えられたのも、今回の病気のお陰か。 (折り紙教室のために準備したクリスマスデコレーション。包装紙を使って作ったリースなどを作ろうと張り切っていたのにがっかり。) 今回の病気では、折角お話をいただいていた折り紙教室を急遽キャンセルすることになったり、クリスマスプレゼントの買出しができなかったり、そして歴史の授業のテストを受けることができなかったり(あーざんねんだなあ~。←なんちゃって)いろいろと弊害があったけれど、幼稚園のママ友が「これでクリスマスはみんなで健康に迎えられそうね!」と言ってくれたように、来週のクリスマスにはどうやら家族全員が健康で迎えられそうだ。 終わりよければ全てよし。 BUON NATALE A TUTTI!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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