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テーマ:食物と健康(162)
カテゴリ:ミネラル
ゲルマニウムといえば、美容品や健康グッズを思い浮かべる人が多いかもしれません。
また、発汗作用を促しデトックスも期待されるゲルマニウム温浴などもあります。 ゲルマニウムは、免疫調節作用や抗腫瘍作用などが報告されているそうです。 実は、私たちは普段の生活の中で食品からわずかなゲルマニウムを摂取しています。 ゲルマニウムは、大きく2つに分けて有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムがあります。 有機ゲルマニウムとは、炭素を含むゲルマニウム化合物のことで水に溶けやすい特徴があります。 有機ゲルマニウムは、自然界にも多く存在しそれを私たちは食事を介して、体内に取り込んでいます。 しかし、ゲルマニウムが身体に必要なのかどうかは、まだ証明されていませんし、 摂取不足による影響などの報告も現時点では見当たらず、食事摂取基準も定められていません。 ゲルマニウムが多く含まれる食品 ・朝鮮人参、アロエの葉、サルノコシカケ ・ニンニク、ニラ ・小麦胚芽、ライ麦パン、そば、うどん ・ひよこ豆、きな粉 ・焼きのり ・桜えび、ししゃも、きびなご、いわし丸干し、ほたて貝、あさり ・メープルシロップ 過剰摂取による症状 食欲不振、吐き気、貧血、神経障害、腎臓障害 無機ゲルマニウムとは、炭素を含まないゲルマニウム化合物のことです。 いくつか種類がありますが、酸化ゲルマニウムが知られており 酸化ゲルマニウムの長期摂取により腎臓や末梢神経に深刻な障害を発生させることが報告されています。 以上のことから、ゲルマニウムは過剰に摂取してしまうと何らかの健康被害が起こる可能性があるという事が解りました。 普段食べる食品にも含まれています。 では、どうすれば過剰摂取を防ぐことが出来るのでしょか。 毛髪検査で体内のゲルマニウムの量を知る 私は、3年前から体内にある有害金属などがわかる毛髪ミネラル検査を受けているのですが、 参考ミネラルとしてゲルマニウム量も測定されます。 今後、必須性が確認される可能性のあるミネラルで、研究のために測定をしているのだそうです。 らべるびい予防医学研究所によるゲルマニウムの基準 良好範囲→ 44.0~144ppb ※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。 私の体内のゲルマニウム量は次の通りです。 ・1回目(2016年) 68.6ppb ・2回目(2017年) 85.9ppb ・3回目(2018年) 121ppb この様に良好範囲でした。 検査表の「良好範囲」の前後には「要注意」というのがあります。 更に要注意の範囲を超えると「基準値以上」もしくは「基準値以下」ということになってしまい、 身体に何らかの症状が起こる可能性があります。 私の体内のゲルマニウム量は、年々増えており今年は「要注意」に近付く結果となりました・・・。 私は、ゲルマニウムの健康グッズなどは一切使用していません。 思い当たるのはニンニクやきな粉ですが、体内の働きは変化するものなので直接摂取したものだけが原因になるとは限りません。 ニンニクやきな粉も過剰に食べているわけでなないですし。 しかし、来年更に増えていたらゲルマニウムを多く含む食品を控える生活を送ろうと思います(^^) この様に、沢山の種類の体内のミネラル量がわかる毛髪ミネラル検査は私にとって、とてもおもしろく興味深いものです。 その他に有害なものだと、カドミウム・水銀・鉛・ヒ素・ベリリウム・アルミニウムなどもわかります。 毛髪ミネラル検査の位置付け 病院や人間ドッグで行われる臨床検査は、病気の診断もしくは早期発見のための検査と位置付けられています。 毛髪ミネラル検査は、病気を予防する身体作りのための検査として利用されるものです。 前者が二次予防で、後者が一次予防です。 病気を早期発見することもとても大切ですが、 毛髪ミネラル検査で自分の体にある有害なものを知り、未然に病気を防げるのだとしたらこんな良いことはありません。 病気になってしまうと莫大なお金が必要になることもありますし、痛みなどと闘わなければならなくなります。 他にも様々な問題が起こることでしょう。 いつも笑えて眠れてご飯も美味しく食べられたらそれはとても健康で幸せな事だと思います。 ゲルマニウムには免疫調整作用などがあると言われる一方で、 過剰摂取により神経障害や腎臓障害が起こる可能性があるという事が解りました。 ゲルマニウムの美容クリームや健康グッズなどは、 体内のゲルマニウム量を確認した上で使用する事がより安心なのではないでしょうか。 ライ麦パンやそばやうどんなど、わたしたちが普段食べている食品にも含まれていますので 自分の体内ミネラルの過不足を知ることも大切です。 ありがとうございました。
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