カテゴリ:親父のがん
親父のがん第二回目です。
鈴鹿市の鈴鹿中央病院で診察してもらい、 この日は、検査結果が出ることになっていました。 当事者である父と、父を心配する母、それに私と妹の4人が狭い診察室へ呼ばれました。 母は、顔が青ざめています。 父は、意外と冷静でした。 ドクターが、レントゲン写真を見せながら、細かく説明してくれました。 20日ほど前に、患部の細胞をとって検査したところ、 6ヶ所中2ヶ所にがん細胞が見つかったということでした。 PSAというマーカーも、33・75と高い数字を示していました。 ただ、レントゲンを見ると、どこにも転移はなく、 前立腺の外側にがんがちょっと顔を出しているという程度だということです。 局所進行がんだけど、あまり悪性ではないとドクターは言いました。 ほっとひと息です。 父は、ヘビースモーカーで、母からはいつもうるさく言われていました。 母としては、肺に転移でもしているのではと、それが怖かったようです。 「お父さんの肺、ものすごくきれいでびっくりしたわ。 あんなにタバコを吸うのに、どうしてあんなきれいなんやろ」 「俺はなあ、どんなものを入れても、すぐにきれにしてしまえるだけの力があるんや。タバコくらいでがんになるか。アホ」 父は、前立腺以外、問題なしという結果に、いばっています。 前立腺にがんがあるということよりも、ほかが元気だということに目が向かっています。 こういう性格の人は、意外としぶといところがあります。 がんが嫌うのタイプです。 がんが好きなのは、悪いところばかりに目が向かうタイプの人だと聞きます。 しかし、がんはがん。軽視するわけにはいきません。 さて、これからどうするか。 ドクターが、今後の方針について説明してくれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年03月19日 08時41分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[親父のがん] カテゴリの最新記事
|
|