カテゴリ:取材日記
ぼくの本を何冊か企画してくれた編集者と久々にゆっくりと話をした。
「管理職になったので雑用が多くて」 と大変そうだった。 出版業界は右肩下がり。 若者も就職したいと思わないらしく、会社はどんどん高齢化しているようだ。 ぼくたちライターも、 原稿料はいいときの半分くらい。 やっていけなくなって廃業した人も多いと思う。 ぼくは死ぬまで原稿を書いていくつもり。 出版が華やかなころだったら、 こんなロートルライターなんか出る幕はなかっただろうが、 若い人たちが魅力を感じない仕事なので、 声はかかってくる。 右肩下がりのおかげだ。 なんて情けないことを考えているわけではない。 せっかく表現者という仕事についているのだから、 自分が考え、感じていることを、 思い切って形にしていかないとと、思っている。 まだそれができていないことは自分が一番知っている。 不完全燃焼の日々が続いている。 そんなことを彼に話した。 かつて一緒に仕事をした仲間だから、ぼくのこともよくわかってくれている。 何よりも、ぼくを正しく評価してくれているのがありがたい。 今年は、彼と2人でいいのを世に出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年01月23日 16時54分53秒
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