カテゴリ:誘水日記
怒りの話にはずいぶんと反響をもらった。
ぼくのブログを読んで、 昔の怒りが湧き上がってきたという人もいた。 怒りや悲しみ、憎しみといったネガティブな感情は根雪のように積み重なっていく。 感謝や喜びといったポジティブなものは、 アスファルトに落ちる雪のように、すぐに消えてなくなってしまう。 そんな気がする。 怒りは良くない感情だからとがまんして、ふたをしたままにしておくと、 いつか大雪崩を起こすから要注意だ。 人によって怒りのタイミングが違う。 何十年かの経験から怒りのタイミングを学習しているのかもしれない。 ぼくがもっとも怒った時期は、 25~7歳くらいのころ。 某大手自動車会社関連の企業に金属の材料を下ろしている小さな会社に勤めていた。 営業で、毎日、御用聞きのように外注担当者のもとに通っていた。 にこりともしない担当者。 あの横柄さは、今でも頭に残っている。 嫌味を言われ、怒鳴られ、いじわるをされた。 悔しくて、車を運転しながら涙を流したことも何度かあった。 思い出すだけでムカムカしてくる。 40年も前のことなのに。 今、考えれば、あれがぼくの中の「アンチ」を育てたと思うから、 一概に負の体験とは言えないが、 同時に、怒りのスイッチができたのも確かだ。 上から目線で言われたり、 杓子定規なことで攻撃されると、 カチンとくる。 そろそろ解消しないといけない。 そのために、 さまざまな怒りの種が、ぼくの前に提示されるのかもしれない。 抑えるのではなく、 どうでもいいと思えるようになること。 実際、どうでもいいようなことなのだから。 いいチャンスだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年03月20日 07時34分47秒
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