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イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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2021年06月16日
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カテゴリ:甲州ライフ
順調に物事が進んでいるときからは学びが少ない。

桃も、今月中には収穫ができそうだ。
よくぞここまでがんばったと思う(桃もぼくも)。



6本中1本だけがトラブルを抱えている。
アブラムシだ。

桃農家のIさんや木村秋則さんに相談して、
牛乳や酢に、自然素材の界面活性剤を加えたものを散布。

何とか無農薬の枠内でがんばってきた。

でも、なかなか勢いを抑えられないで、暗い気持ちになっていた。

昨日のことだ。
酢を散布していると、
枝からたくさんの虫が飛び立った。
透明の羽をした、
ぼくの知識からすると「ウスバカゲロウ」。

夜、Iさんに「何だったのでしょう?」と聞いてみて。

驚いた。

「ウスバカゲロウの幼虫はアブラムシの天敵です」
アブラムシが大好物なのだと言う。

ついにきたか。

どんな生き物にも天敵がいて、
必要以上に数が増えないようにしているのが自然の法則。

アブラムシの場合、
てんとう虫が天敵だと言われているが、
ほんの数匹見かけるだけで、
これだけ広がったアブラムシを全部食べてしまうとは思えなかった。

確かに、
アブラムシの増え方を観察していると、
以前の勢いはなくなっている。

ウスバカゲロウの幼虫が活躍してくれているに違いない。

もし農薬を使っていたら、
天敵も一緒に殺してしまうことになる。

アブラムシの広がった木を見ていると、
はーっとため息しか出なかったが、
心の隅では、
必ず何かが起こってくる、と信じていた。

それがウスバカゲロウだったのだ。

「長年、桃の栽培をやっている人でも、そんなこと知りませんよ」
とIさん。

そりゃ、農薬に頼っていては気づきようがない。

もっとも、
ぼくの場合は、たった6本しか育ててないのだからできることで、
100本も200本も栽培していたら、そこまでの余裕はないだろう。

でも、
こうした自然の営みは、
きちんと発信していかないといけない。

そのために、
1本の木にアブラムシが発生したのか。

みんなが順調に育っていたら、
ぼくは、天狗になっていたかもしれない。

ウスバカゲロウが、
ぼくにとって、初めての桃栽培の最高の贈り物だ。

24日には日川白鳳3本の収穫をする。

どんな桃ができるのか?

ワクワクしている。






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Last updated  2021年06月16日 07時23分56秒
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