カテゴリ:甲州ライフ
5月21日22日、帯津良一先生の養生セミナーを開催する。
場所は山梨県の増富温泉。 日本有数のラジウム温泉だ。 がんに効くという評判のラジウム温泉(有名な玉川温泉と同じ)。 帯津先生は、 東大医学部を出て、東大病院、都立駒込病院などで食道がんを専門とする外科医として、 がんを撲滅するべく働く。 20年間、完璧な手術をするべく手術の腕を磨いた。 しかし、 いくら納得のいく手術をしても、 がんの再発で病院へ戻ってくる患者さんは減らなかった。 どうしてだろう? 西洋医学は病巣のある臓器だけを見ているからではないか。 人間の体は機械のように部品が集まってできているものではない。 臓器と臓器の関係があると考えて治療をしないといけないのでは。 がんにはある臓器から別の臓器に転移することが多々ある。 それもある傾向をもっている。 大腸がんは肝臓、肺がんは脳、乳がんや前立腺がんは骨髄へと転移しやすい。 臓器と臓器の関係性を知るには、 中国医学がいい。 帯津先生は、 がん治療に漢方薬や鍼灸がどのように使われているかを中国に見に行くことにした。 そこで気功を知る。 「気功こそ中国医学のエースだ」 と日本に戻って、中国医学と西洋医学を併せた「中西医結合医療」を始めた。 郷里の川越に病院を開業した。 気功のできる道場のある病院だった。 その5年後、 東京医大の学生(3人?)が先生を訪ねてきた。 「実は、アンドルー・ワイル博士の『人はなぜ治るのか』を読んで、 ホリスティック医学に興味をもって大学内にホリスティック医学研究会を作りました。 ぜひ、先生のお話をお聞きしたいと思っています」 ホリスティック。聞きなれない言葉だった。 日本語にすると全体的、全人的。 つまりは、人間まるごとを診る医学だ。 臓器だけでなく、 臓器と臓器の関係はもちろん、 心が体に与える影響や、 さらには、死の意味、死後の世界まで対象する医学だ。 帯津医師は学生たちが熱く語る「ホリスティック医学」に引き込まれていく。 ホリスティック医学研究会は、 日本ホリスティック医学協会となり、 西洋医学だけが医療だという強固な壁に、 真正面からメスを入れるという大きな役割を果たしているのだ。 西洋医学のみならず、 中国医学やアーユルヴェーダといった伝統医学、民間療法など、 さまざまな治療法を使うのはもちろん、 生命哲学にも踏み込んだ深い理論と実践がホリスティック医学にはある。 帯津先生は、 ホリスティック医学の第一人者。 一泊二日でどのような話をしてくださるか。 予定としては、 第一部が「がんほどミステリアスなものはない」。 がん治療に60年も身を置いてきた実感を。 第二部が「生と死の統合とは」。 ホリスティック医学の究極を語っていただくつもりだ。 なかなかない機会だと思う。 詳細はこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年03月15日 13時25分05秒
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