『ハル』読了!そしてあの名作マンガが読みたい!!
今朝『ハル』を読み終えた。短編集の中のラストのエピソードはかなり感慨深いモノがあるように思う。人間と機械、特にロボットとの関係って今のままで本当に良いのだろうかとふと考えさせられてしまった。子供の頃によく聞いた、“未来ではロボットと人間が友達になっている”が正しいコトなのだろうかと・・・。もし正しいのならば、人間はそれを実現させる為に何をしなければいけないのかとも・・・。さて、上の記述を読んで『鉄腕アトム』を思い起こす方も何人かはいらっしゃるのではないだろうか?実際に『ハル』の中にもアトムが重要な存在として登場してくる。作品中にどう関わって来るのかはネタばれになってしまうので書くことはしないけれど、日本人の頭の中にはやっぱりロボット=アトムという式が成り立っているような気がする。数年前にアトムがテレビ放送された時に文庫版でマンガも発売されていた。思いっきり出版社の思惑に乗って1,2巻を買って読んだのだけれど、絵が小さい割にセリフが多くて何だか読みにくかったような気がしている。でも『ハル』に何度かアトムについてのエピソードが出てきて、それを読んでいるうちにもう一度マンガも読んでみたくなってきた。マンガを読み直す事で『ハル』に対する感想ももっとふくらむのではないだろうかとさえ思っている。いつになるかはわからないけれど、とりあえず中古本で探してみようかな・・・。で、ここまで読後に考えさせられるような印象を与えられる本を読んだ場合、次に何よ読んだモノかと結構悩む。新しい作品に触れたいのだけど、もう少し余韻に浸ってもいたい。う~む、複雑ですな・・・。