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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2008年05月19日
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カテゴリ:ブログ小説
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↑小説を書くのは面白いです。感謝しつつがんばります!

今日のノート

映画にせよ漫画にせよどのシーンを最初に持ってくるかは重要です。

小説では最初の一文が大切といわれています。最近ではチヤホヤされたくて“おてんばホステス”から作家になった室井佑月さんの「セックスの後のみりんはうまかった」という書き出しが話題になりました。

司馬遼太郎先生の「関ヶ原」は「いま、憶いだしている。」という書き出しで始まっています。太閤秀吉が若き石田三成と初めて出会ったお寺について実際に話を聞いた少年の自分の記憶を探っている描写でした。いきなり本題には入らず現在の自分と小説の世界をつなぐ書き出しです。

私の小説「東アジア大戦」は「203X年、夏。総選挙は加藤大作が率いる『新自由日本』が圧倒的に勝利した。」です。いきなりいってしまいました^_^;

はじめは大した設定もしなかったので後から自分の書き出しを見て腕を組んで悩んでしまったこともあります。

203X年というのはあまりにも先すぎるなあ、とか、「新自由日本」というのは後から一回も出てこなかったなあ、とかです。「新自由日本」はいい加減に考えた名前です。この集団は政党ではありません。対中国強硬派で固まった超党派の政策集団です。アメリカが世界の表舞台から消えてしまったので中国が露骨に覇権を唱えだした、それに対抗するために集ったわけです。

中国が北朝鮮に侵攻します。中国の圧力で沖縄も日本から独立します。そして韓国が中国に攻め入ります。その間日本では総選挙があって加藤大作が総理になるのです。彼は自衛隊と密かにつながっていて、混乱した北朝鮮の情勢につけ込んで清津(チョンジン)という工作船の基地や軍港のある工業都市を占領するという思い切った行動に出ます。そして大成功するのです。

上陸開始!

戦争はおおむね悲惨です。しかし、戦争の勝利は国家に栄光と自信をもたらします。おおいなる博打なのです。戦わずして天下を制することはできません。例え軍備を放棄する憲法第9条を擁していても国家である以上戦争から逃げることはできないのです。武装せずに戦争に勝つ方法を考えておかなくてはなりません。けっこうきついです(>_<)

これが平和憲法下の日本の軍事力の特徴だと思っています。欧米型の兵器を持たずに勝利する戦略・戦術を打ち立てるのです。それが経済力です。ここがもう少し練り上げることができたら漫画としても映画としてもリアリティが出せておもしろくなると思っています。

今日本では自衛隊が海外に出て行くシーンが当たり前になってきました。だが、それに反比例するように日本の経済力は下降してきています。国や地方の財政が破綻寸前、人々の生活の格差が広がり、日本人が疲れてきたのです。こういうとき武装したがるのです。軍事力は一攫千金の夢を見させてくれます。中国の軍事力の伸びもすごいでしょう。国運・国力がさがってきた証拠です。

武田信玄が領内に城を築かず「人は石垣、人は城」とうたわれた頃が甲斐の全盛時代でした。跡を継いだ息子の勝頼は城を築きます。長篠合戦に大負けして勢力がはっきりと下降気味になったときでした。

加藤大作は自衛隊の精鋭のみでチョンジン占領作戦を成功させました。経済力に裏打ちされた情報のインテリジェンスを最大限に活用したからです。自衛隊の装備は実に軽装でした。ほとんど火力を使わずあたかも囲碁の石を淡々と打つような調子で勝ちました。

ハリウッド的映画ならファーストシーンはこの鮮やかなチョンジン占領でしょうか。











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最終更新日  2008年05月19日 10時41分29秒
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