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カテゴリ:ブログ小説
↑小説を書くのは面白いです。感謝しつつがんばります! 今日のノート 15%の給与カットです。公務員以外の府民は大喜びでしょうか。ざまあみろってなもんでしょう。大阪府の公務員給与水準は国の89%になり全国最低です。総額352億円の歳出カットです。橋本さんは今やらなければもっとひどいことに将来なるといっています。民間で不安定な条件で働いている人から見れば首にならないだけましだろう、ということになります。 労働組合は激怒していますが、180万票をとり支持率75%の知事に対しては、最終的には甘んじて給与カットに応じることになるでしょう。3年間の時限措置ですがその後に給与が元に戻るかどうかはわかりません。たぶんいろいろ理由をつけて据え置きになる可能性がある。暫定が普遍になるのがこの国の税制ですから(笑) どうしてこうなったのでしょうか? 誰が悪いのでしょうか? もちろん自治の原則からいえば民衆自身の責任です。私たちは選挙で選んだ代表を通じて政治を行っています。政治の最終的な責任は私たち自身にあります。では政治のどこがいけなかったのでしょうか。これがあいまいです。 あえて一口で言えば富の再分配に問題があります。その象徴がバブル経済です。不動産の取引を繰り返して値段を投機的につり上げる金儲けの手法です。現金が足りなくなると値上がりした土地を担保に借金までして取引を回転させました。それがはじけて取引が破綻し借金だけが残りました。これが今の大阪府を苦しめているのです。 これを公務員の給与カットのほか様々な公共サービスの停止、公共施設の売却で臨もうとしています。宣伝効果はありますが結果は期待できません。お金を取るところが間違っています。もともと年収3億円の目立ちたがり屋知事は金持ちの代表なのです。知らず知らずのうちに金持ちの既得権を守っています。 金持ちが金持ちであるゆえんは不労所得にあります。不動産の賃料のほかに金融・保険における利子や配当です。彼らは必死でこれらの不労所得を守ります。欲の皮が突っ張って借金したくせにそれを理由に課税を逃れ、富を社会に還元しようとしません。歴史はそうやって社会が疲弊していった記憶をいっぱい持っています。 給与カットされた公務員は当分は宝くじでも買って憂さを晴らすしかない(笑)。それ以上に彼らの財布のひもはしっかり固くなります。じわじわと地元経済の地盤沈下に寄与していきます。今橋本さんに拍手喝采している庶民の人々もそのしっぺ返しを食うでしょう。 お金は実際にお金を持っている人からこそ取るべきです。お金持ちは基本的にけちですが少数です。だからそれ以外の人々が力を合わせて戦うのです。これが本当の階級闘争です。知恵と勇気が必要です。 だが、お金持ちは金儲けの方法だけではなく法律にも詳しく、権力の使い方を熟知しています。だからこそお金持ちになりました。手強い。今度も人気タレントのおっちょこちょい弁護士を知事に持ってきて金持ちの権益保護を成功させつつあります。橋本知事の府政でいったい誰が儲かると思いますか? 私の小説「東アジア大戦」では中国に占領させることで加藤大作は土地の国有化を強行します。不労所得をすべて国家が吸い上げようとしたのです。第二次世界大戦後の農地改革のように占領下の方が改革しやすい国が日本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月23日 10時32分41秒
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