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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2020年07月29日
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カテゴリ:社会
医師が難病患者の自殺に薬を投与して助けました。逮捕です。それにあの石原氏が噛み付きました。炎上しています。確かに難病患者の絶望は深刻です。多くの患者が何度も死にたいと思うそうです。ただそれがどう切腹と繋がるのかが難しいです。

 切腹は武士の名誉を守るための儀式的な死刑です。自ら身を処したという体をとるのです。介錯人は切腹するものが刃を自分の腹に当てた瞬間に首を斬ります。難しい技術です。子連れ狼の公儀介錯人拝一刀が有名ですよね。

 その切腹と難病患者の自殺願望とどう結びつけるかは簡単ではありません。そもそも難病患者は罪人ではないからです。人は何か不幸があるとその理由を求めます。で、前世の業などという概念が生まれました。自分の生まれる前の前世で犯した何かの罪で今の自分に禍がふりかかったのだとしたわけです。生まれる前のことなどどうしようもありません。だから不幸とはつまりは理不尽な話だというわけです。だから甘受せよとなるのです。そうすれば罪は消え来世は幸せになると。これも無責任な話です。

 どうしようもない。これが結論です。医学が進歩しやがて難病も克服されるかもしれません。が、それが自分に間に合うかどうかわかりません。多分間に合わないでしょう。ただ、これだけは言えます。生きるという行為そのものに価値があるということです。難病患者の難病はその人だけの問題ではありません。多くの人に生きるということの大切さを示してくれます。患者と関わりができればなんとかその人が少しでも元気が出るように心がけようとするでしょう。生きる意思を持ち続けている難病患者の多くは周りの人の支えを理由に挙げています。自分を看病し介助し応援してくれる人たちのためにもできる限り生きてみようと思うそうです。絶望が深かった分だけ人とのつながりをとても愛おしく思えるそうです。そう難病患者に思ってもらえるまで周りはしっかり生きていかなくてはなりません。そう言った意味で簡単ではありませんが難病患者はその寿命が尽きるまで生きようとしてもらいたいのです。それが社会全体を豊かにしていきます。

 石原氏は精神構造が幼いのです。嫌なものは見たくないという幼稚な感情を制御できないのです。確かに難病患者は見たくありません。みんな健康な体である方がいいです。が、現に難病患者は生きています。その不都合な事実を受け入れることを通じて生きるという価値を皆で高めていこうとするのが社会です。石原氏のような不都合な事実を誰かの罪のように扱い排除しようとする考えに発展はありません。難病患者の自殺幇助は切腹の介錯とは似て非なるものなのです。

 医師は人が死ぬということに関する法によって定められた専門家です。人の死は医師によってのみ公式に認められるのです。もともと病気を治すのが医師ではありません。しかしどうしたら人は死ぬのか、どうなったら死んでいるのかをよく理解しているからこそ、そうならないために例え体を傷つけても医師には医療行為が認められています。法律によってです。

 死は何人たりも避けられられません。これが真実です。我々は時期の長短はありますが最後は難病状態になって息絶えます。そして医師によって死んだと判定され葬られるのです。普段はあまり考えたくない事実です。これに四六時中対峙しなければならないのが医師であり医療従事者なのです。疲れることもあるでしょう。やめたくなることもあると思います。一方で生きていることの素晴らしさも人一倍感じることができます。そこを社会にしっかり還元してもらいたいですね。私はそう思います。いい医師はやっぱり頼りになるからです。 

Destiny OP Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2020年07月29日 08時25分29秒
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